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みんながhappyでsmilyな世界になりますように。

糖尿病

2006-05-10 10:31:49 | 公衆衛生

今2限は空き。
1限はなんと、「糖尿病」という講義で、メタボリック・シンドロームの話を聞いた!
今朝、同じような記事を読んでブログ書いたのに、運命的だな~なんて思いながら聞いてたけど、面白かった。

糖尿病の怖さは、高脂血症や高血圧よりも治りにくいとこ。
無自覚なところ。
神経障害がでるところ。
網膜症、下肢切断。
色々あるけど、糖尿病予備軍1600万人!

どうやって生活習慣をかえるために、アプローチしていくか?
ここに私はすごく面白いなと思った。
先生自身「万歩計」つけているんだって!!
たまには授業にちゃんと出ると、こんな風にいい先生と出会えたりするのね、なんてしみじみ。
あの先生の研究室行こうかな。

先生いわく、
「君たちはまだ、自分の健康に地震があるでしょ?
健康って概念ができて自分の健康を守りたいと思うようになるのは、50代からだって。」

うーん、確かに。
だからこそ日本人に乏しい「健康」「HEALTH」って概念をどう定着させていくかが大事なんよ。
「HEALTHを自分の手で作る」ことが大事。
これ、EAMSCでのプレゼン発表で言ったこととかぶるなぁ。
やっぱ、この概念はすっげー大事と再確認。

実践するのが難しいのよね~
昨日の夕飯、マックだったんだもん。
ほんとに、ほんとーに、自分の身に置き換えて考えなきゃ。


メタボリックシンドローム

2006-05-10 08:05:16 | 公衆衛生
つい先日の厚生労働省の発表を見た人も多いよね。
「メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)」
心筋梗塞、脳卒中、等、重大な生活習慣病を引き起こしかねない。
40-75歳の男性の2人に1人とか。
その人数、2000万人!

これがどれだけ深刻なことか。
医療費がどれだけ将来的にかかることか。

ぬいぐるみ病院(子供の頃から生活習慣病にならない生活作りが目的の一つの、子供に対する健康教育活動)に力を貸して下さっている会社の方の、メール。
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しかし、中高年だけでなく、今は小児肥満も増えていますね。
そういった意味でも、やや趣旨は違いますが、ぬいぐるみ病院として
子どもに啓発をしていくことの重要性は計り知れないと考えます。
全国の医学生にぬいぐるみ病院プロジェクトの存在を知ってもらい、
全国的に展開していくことができれば素晴らしいですね。
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うーん、もっと頑張ろう!私!
ぬいぐるみ病院の可能性、ポテンシャルの高さを、感じました。
将来を作る子供たちのhealthのために♪

自閉症の子を育てるということ

2006-05-10 07:39:40 | こども

あるビデオをお母さんが送ってくれた。
ドキュメンタリー部門で賞を取った、とあるノンフィクションの物語。

「うちの子」
~自閉症という障害を持って~

名前は聞き覚えがある、自閉症。でも、まだまだ誤解が多い。
親が虐待したんじゃないの?え、引きこもり?
親の育て方が悪い?
違う、自閉症は先天性の脳の障害だ。
社会性の遅れ(声の調整ができない)、発達の遅れ、言語障害、こだわり行動、変化が苦手。
他者を認識できない。
だから逆手バイバイが特徴だ。
(人が自分に対して手のひらを向けてバイバイするのを見て、人に対して自分の手のひらを自分に向けたままバイバイするのだ。)

…自分があと何年かして、幸せな結婚をして、妊娠したら、子供好きな私は多分、すっごい幸せだと思う。
…その子が産まれて、その子が障害を持っていたら?
…幸せ?

かねやん(6歳)は自閉症だった。
診断されたのは3歳、弟と比べて発達が遅れていることから気づいたお母さん。
視線が合わない。
コミュニケーション障害があり、伝わりきらない思いを暴れたり、走り回って、表現する。
周囲にはただ、しつけのなってない子としか見られない。
自閉症の子は育てにくいと親さえも思ってしまう。
「出かけていて、人に謝らないことはない。」

自閉症の子を持つ親たちの、生々しい叫びが、胸に突き刺さった。
「自閉症と診断されたときは、目の前が真っ暗になった。産まなければ良かったと思った。」
「(診断されたとき)3日3晩ご飯がのどを通らなかった。水分もいっさい。」

自閉症としてこの子をどう育てていくか。
お母さんの葛藤がものすごい。
色々な工夫をして、一つずつゆっくりと、時間をかけて、教えていく。
それでも二次障害が起こってくる。
(伝わりきらない思いがストレスとなって、睡眠障害が起こるのだ。)

子供の障害を苦に無理心中する親もいる。
このドキュメンタリーのすごいところは、実際に自閉症の子と無理心中したお母さんの家族にインタビューに行って話を聞いていたところだ。
(自殺した母親のお母さんにインタビューして)
「あの子はねぇ、挫折を知らなかったんですよ。今まで順調な人生を送ってきましたから。(子供が自閉症と分かって)がっくしきたんですね。」
別の事件で、自閉症の子を殺して自殺した母親のことがメディアに載らなかった。
その殺された子の思いはどうなる?
また別の、持病を持つ母親へのインタビュー。
「あと10年は頑張って育てて、その時人に託せる状態じゃなかったら、一緒に逝こうかなと思ってる。」

あるお母さんの心の支えは、ある詩の一節だそうだ。
「障害を持って生まれる子は、心ある二人の所に産まれなければならない。」

でも、このドキュメンタリーは暗い話ばかりじゃない。
自立して社会で生きている自閉症の子も出てくる。
こんなコメントをする母親も出てきた。
「娘が自閉症として産まれて、本当に感謝している。素晴らしい人生を生きれるんだ娘と。」

そして、最後には字まで書けるようになった、かねやん(7歳)。


このドキュメンタリーを見たうちの母親は、涙、涙だったそうだ。
母親になるときっと視点が違う。
私が子供だったときの子育ての苦労と比較して、同じ母親を経験している1人の人間として、思いは深いのだろう。

…自分は、自分の子がどんな病気を障害を持って産まれてきても、両手を広げて「産まれてきてくれてありがとう」と言いたい。
…その心の準備とその理解を持った人になれるのか?
…自分もきっと仕事をなげうって、子供を育てることに一生を費やすかも知れない。
…でも、それもきっと、神様が私にお与え下さることなのかも知れない。
(なぁんて、宗教心はないけれど、ほんとにそう思う。)

私は小児科医を目指している1人の学生として、お母さんになりうる1人の女性として、もっともっと障害や先生の病気に対する理解や知識を深めてきたいし、それを周りの人・社会にも理解を広げられるような活動が出来る存在になりたいと思う。
というか、その使命を持ってると思うんだ。(笑)
医者である前に、1人の母親として。
そうゆう目線で母親として向き合える、小児科医になりたいもんだ。

「人間って生きていくことが素晴らしい。」