世界中に、Happy を smile を!

どんなときも笑顔で!元気よく!毎日カンシャ!
みんながhappyでsmilyな世界になりますように。

混合診療

2006-05-24 18:59:59 | その他
昨日のエルモ(勉強会)は「混合診療」が、テーマだった。
ファシリテーターはM4の友人。
みんなには、ちょっと取っつきにくい、お金の話。

先週の、医療保険点数制度の話からおさらいして、
今の「保険診療」と「自由診療」の制度を解説。
そして、「混合診療」の概念について話した後、メリットとデメリットについて熱くディスカッションとなった。
非常に混乱したり、キーワードが難しかったり、つかみにくい部分もあったかもしれないけれど、私には面白かったし、勉強になったなぁとつくづく。
保険制度なんてあまり気にしたこと無かったもの。
普通保険がきいて、みんな3割負担(3割だけ払ってる。)。
だけど、一つ自由診療行為(◎:保険のきかない、日本では未認可の薬とか、超高額の美容治療とか)を選んだら、さかのぼって初診時からのすべての保険の利く検査とか(●)もすーべーて、自由診療扱いになって、10割負担になる(●も◎も10割)なんて、全然知らなかった。
混合診療は、その一つ選んだ保険の利かないもの(◎)はそのまま全額払うけど、それ以前の保険の利くもの(●)は3割負担で良いっていう制度(●の3割+◎の10割)。
※説明わかりにくくて、ごめん、、、
混合診療、日本ではまだ認めてられません。
(それが100%良いような気がしちゃうわない??けど、話し合ってみるとnegative面もあったりしてね、なかなか難しいんだわ…
例えば、
・今までは超高額治療を、ほんの一握りの人(高額所得者)しか受けれなかったけど、それを小金持ち(中所得者)もうけれるようになった。→それって、一般庶民は受けれないままだから、貧しい人に対する格差がますます広がるのでは?
・今まで保険が利くとされてた治療も、自由診療対象に増やされるのでは?(負担が増える…)
などなどね。)

一応、ある一部の治療に関しては、混合診療が認められてて、例えば最先端の手術とかが認められてるものもあって、お金はかかるけど、その部分だけ10割負担して、それ以外の基本的な検査は保険が利くってことになってるそう。


でねでね、今日、自分の班のコロキ発表(症例問題の検査とか鑑別診断、手術とか調べて発表する、というもの)だったんだけど。
症例:甲状腺乳頭癌
手術:内視鏡下甲状腺亜全摘
普通、甲状腺の摘出手術をすると、首を思いっきり横断する手術痕が残ってしまい、目立って精神的苦痛になることがあるんだけど、この方に対しては、傷跡をちーっちゃくして、内視鏡を使って、甲状腺の2/3を摘出するという、画期的な手術をしたんだって。(担当の先生が、世界で初めて実施したらしい!自慢してた♪)
でね、先生が一言。

「この治療法は、最近、高度先進医療の認定を受けたので、混合診療できます!」

!!!
私昨日勉強会に参加してなかったら、この一言は聞き逃して、何にも気づかなかっただろう。
すごい。エルモ、バンザイ!

つまり、今までの手術法しか認めてられなかったときは、選択肢は、
①検査やらなんやら~手術(傷跡が目立つ)→を3割払って、実施。
②検査やらなんやら~最新手術→すべて10割払って、実施。
だったのに、ここに、認定を受けたことにより、選択肢③が出来て、
③検査やらなんやら→3割負担 + 最新手術は全額払う 、で実施。
つまり、すこーし安くなるってわけ。

勉強会の具体例が、次の日出てきて、すごい!運命的に嬉しかったです。

やっぱり、混合診療って、良いんじゃないの?なんて思ったりしました。
でもそれは自分がある程度所得のある、恵まれた環境に生まれついてるからかもしれない。
混合診療が進めば、アメリカのようになって、保険に入ってないから医療行為が受けれない人も増えるかもだし。
単に、民間の保険会社の、策略かも。。(公的な保険のきかない、医療行為も、自分の会社は範囲に入りますよーって言って、儲けたいだけなのかも。)

とまぁ、この話題は、答えが出ません。
なんにせよ、

エルモ。ばんざい!

骨髄バンク

2006-05-24 18:25:40 | 参加したイベント

今日学校が早く終わって。
前々から、行こう行こうと思ってた「骨髄バンク」登録してきました。

別に大それた理由があるわけでもないけれど。
良いことがしたくなったわけでもないけれど。
気軽な気持ちで行っても、いいよね。
だって、明日は我が身。
いつ、私だって、私の家族だって、友達だって、白血病になるかもしれないもの。
苦しんでいる誰かのために。
そして、それが自分のためになるかもだし。

つくば市なら、センタービルの献血ルームで出来る。
おばさんが丁寧に説明してくれる。
骨髄移植をするとしたら、茨城県では筑波大学付属病院、土浦協同病院、水戸の県立こども病院。
大学の附属病院で実際に提供する身となった場合、木曜日入院、金曜骨髄採取、土日様子みて、日曜か月曜には退院。
(4日ですむなら、授業も部活も学校もどうにかなるな。横、家からもすぐそばの大学病院なら、安心だなぁ。。)
骨髄移植までの流れ。(結構、知らないっしょ?)
①登録して(たったの、2mlの採血で終わり。)、
②患者さんとHLA(白血球の型)が適合すると、
③コーディネーターを介して確認検査(提供の意志に変わりがないか)
④最終同意(これをすると提供意志の撤回はできません♪)
⑤提供一ヶ月前に、健康診断受けて、
⑥1~3週間前、自己輸血のために採血しておく(骨髄提供時に貧血を軽減するため)
⑦いざ、入院、採取!おわり。
骨髄液は、腸骨に左右(なんと!)数十カ所専用の針を刺して、500~1000ml採取。
全身麻酔下で、1~3時間の手術。
術後一ヶ月くらいは、コーディネーターが健康状態をフォロ-してくれる。

ドナーはこんなもんだけど(いやいや結構痛いのかもしれないけど)、
レシピエント(患者さん)を考えると、本当に大変だよね。
抗ガン剤治療、放射線照射などの前処置。
吐き気や脱毛に耐えながら。
骨髄液は点滴で静脈注射。
そして、それからが無菌室生活、GVHD(合併症)なんかに耐えながら社会復帰を目指す。

平成16年度のデータを紹介。
ドナー登録:204,710人
患者登録:18,033人
移植実施例:6,339例
(HLA適合率は92.5%、うち90.5%が確認検査に進み、そのうち、最終同意・移植日程調整に進んだのが66.1%、移植できたのは55.5%)
HLAが適合してても実施できなかったものの理由
<ドナー側>
・健康上の理由
・都合つかず
・連絡とれず(引っ越し等)
<患者側>
・他のドナーに決定(選定ドナーが複数いた)
・要体の悪化

毎年、日本で骨髄移植を必要とする患者さんは、少なくとも2000人以上。
ドナー登録は約21万人。
登録が30万人になると、希望するほとんどの患者さんにドナーが見つかるという。

別に私は回し者じゃないし、強制もしない。
興味が湧いた人は、登録すればいいと思う。

友達は抵抗感があると言ってた。
それも1人の意見だから、私は何も言わなかった。

私は、私の白血球と同じ型の、私との適合を待ってる人がいるかも知れないから、じぶんは健康に生活してなきゃなと、思った。
なんとなく、気が引き締まった。