『らくだばオーナー』井之口らくだ。の笑いと感動日記

2009年2月25日念願の夢叶って『関西酒場らくだば』を開店。その日々、経験する笑いと感動を日記にしてご紹介。

ランチは続けるべきか、やめるべきか【その1】

2010-10-22 | Weblog

以下、週1回、らくだば応援団に登録されてる方に
配信してる、らくだば通信の「らくだのひとりごと」の
コーナーの一部です。
今宵、あまりに時間があり過ぎて(笑)、いろんなこと整理するつもりで
書きまとめました。

ちょいと、今の思いです。
半年あと、振り返れるように、こちらにも転記しときます。

この、らくだば通信、いいことも悪いことも、ありのまま
綴ってるメールマガジンです。
興味ある方、自分までご連絡を。
y.inoguchi@rakudaba.com
まで。
なげーよ、の真髄お伝えいたします。
でも、こういう思いこそ、ホントに大事だなーと
思うんで、毎週続けられてます。

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【5】 らくだのひとりごと  『ランチは続けるべきか、やめるべきか』

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今日からカズキングいません。

おかげさまで、昨日は朝まで営業をし、今日朝、出勤しました。

今までも相当、お店にハマリっぱなしでしたが

この数日、さらに、らくだば漬けになりそーです(笑

 

寝なくても大丈夫?とよくいわれますが、営業しながら会話しながら

寝てるから大丈夫です。

寝てねーよ。

 

ちゃんと休憩中は、深い睡眠をとってるので大丈夫です。

あの1時間の深い眠りで、これから深夜まで頑張れるので

仮眠て大事ですね。

 

10月からランチを始めました。たまーにお手伝いだったり、本日のように

どっぷり営業に入ることもあります。

 

■ランチ始めてよかったこと■

・夜、なかなか来れないお客様がきてくれる

  たとえば、子供がいたり、家事が忙しかったり。

  昔、頻繁に来てくれてたお客様も、やがて嫁となり親となります

  当然、らくだばといった「飲み屋」の世界から足は遠のきます。

  でも、たまにメールくるんです。行きたいけど行けない。

  でも応援してるから頑張ってって。

  わかるわかる、夜誘いたいけど、事情いっぱいあるからね。

  でも昼ならこれる。暗くなるまでは、大丈夫だよね、ママさん。

  平日しかランチやってないけど、おかーさんの友達と

  会える機会増えて、ランチ始めてよかったと思います。

 

・凛としたビジネスマンのお客様と会える

  夜はね、もうただいまって気持ちでらくだばに来てくれます。

  疲れ果ててお越しになって、ビールのんで、さらに崩れゆく・・・(笑

  でも昼は違います。休憩の合間縫ってきてくれるお客様

  やっぱり仕事モードです。ネクタイ締めてるし、化粧もバッチリ。

  なんか違う。でも、そういう普段みれない姿みれるの好き。

  いってらっしゃいって気持ちになる。

  そして、また、ただいま、っていいたくなる。

  そんな機会増えて、ランチ始めてよかったと思います。

 

・近所のお客様と会う回数が増えた

  夜の新宿御苑。それはまー、商売の難しいエリアです。

  この1年半でも、近所の常連さん、数える程度です。

  といっても、確実に増えていってると思いますが

  夜よりも昼のほうが断然、会う機会が増えました。

  夜、遠のいてたお客様も、昼ならよくきてくれだした。

  昼初めてのお客様も、夜にきてくれたお客様もいました。

  昼やることによって、近所のお客様と距離を縮められる。

  夜に繋がる営業となる。

  当初目論んでいたことが、少しずつ形に・・・

  もっと月日とともに、実感できればランチ始めて

  よかった!と思えるはず。

 

・なんか地道だけど、商売の原点を感じる

  カレーの原価、ご飯にルーに福神漬けにコーヒーに備品に

  なんかかんや、売価750円のうち、あまり計算したくないくらい

  お金かかってます。さらには、それを販売する人件費を

  引けば、利益っていくら?

  自分だけでやる分にはいいですけど、人を使うとなれば

  ホントにランチは儲からないなって思います。

  お弁当なんて500円です。薄利多売の世界です。

  ホント、夜の原価率と比べれば、開店当初、絶対ランチは

  やらない!夜営業で勝負する!と誓ってきたとーり

  自分の考えは間違っていませんでした。

  でも、上に書いたように、昼しか会えないお客様だったり

  夜に繋がることもたまにあったり、トータルでみたら

  少しは+なんかなーと思います。昼単体でみれば

  到底、このままやり続ける自信がありません。

  そうはいっても、夜営業はムラがあります。

  今日、こんなにゆっくりらく通を金曜日の夜に書けるくらい

  予約のない日は、早い時間の夜営業はツライです。

  深夜にかけて盛り上がってくる、らくだばさんなんで

  諦めはしませんが、金曜日でさえ、悲惨な売上の日は

  あります。

  でも、ランチは確実に人がきます。金額にするとわずかな

  売上ですが、夜のお客数で考えると、毎日3~4人は

  確保できている計算になります。

  それが土日抜いたとしても一ヶ月続くと、かなりの

  利益です。夜は入れば大きな利益を生み出しますが

  坊主のリスクも抱えています。

  でも、ランチはよっぽど、台風がやってくるか

  隣のランチ価格が300円になるかじゃないと

  確実な客数が見込めます。

  やっぱり、ランチの利益幅は少なくても

  コツコツやれば、大きな支えとなります。

  1円稼ぐ努力、1円稼ぐ苦労、身に染みながら実感

  しております。まさに、商売の原点といえるかもしれません。

  1円をいただく大変さ、これは夜も同じことですが

  サービスや空間を売りにしているデイナーとは違って

  「モノ」で勝負してるランチだけあって、余計に

  物販的な要素をふまえ、そう感じます。


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