東府中日記【その１】

なんて、ローカルで
そそらない、タイトルなんだ。

で、
その１。

7月1日早朝。
仕事を終えて、
家に帰ろうと思うが

その日は、朝6時20分まで、三鷹⇒国分寺間が
工事のため、不通。

ってわけで
ザッツ、京王線で東府中へ。
そっから、バスで自宅まで。
ってツアー計画を立てた。

全然、ツアーじゃねーよ。

ほいでもって、
4時59分。
新宿出発。

なんなんでしょう、
この感覚。

電車が違うだけで
まわりにいるヒトたちも
違ってみえる。
人種が違ってみえる。
まるで、海外へ来たみたいだ。
あの、ローマの地下鉄は
まじ、怖かった。
あの、パリの地下鉄で出会ったスリは
まじ、怖かった。

でも、安心。
日本は平和。

京王線、当然ながら平和。

でも、寝れない。

寝て、起きて、ここどこだ？
って、慌てるのイヤだったんで
ずっと、起きてました。
ひとつひとつ、駅辿りながら。
あ、ここ知ってる、知ってる、
ひとり、静かに興奮しながら。

JR新宿⇒武蔵小金井間25分。
京王新宿⇒東府中間35分。

京王くん、キミ、停まる駅、多すぎ。

ってわけで、
5時34分に、東府中へ。

さぁ、バス乗ろうか。

と、バスの時刻表。
始発6時15分。

待てねーよ。

ってわけで、
結局、タクシーで。

が、
そのタクシーがいない。

わお。

ずっと、立ちっぱなし。
ずっと、立ちっぱなし。

そんとき、
あるヒトが寄ってきた。

誰だ？

なんか、
ニタニタしてる。

そして、
カメラをこっちへ向けて
こっちへ来いと
いっている。

ん？

なんか、喋れよ。

そいつは、
カメラを私に渡して

東府中駅前の
ローカルなホテルの前で
ポーズをとりだした。

は？

あ、
撮れってことね。

はいはい。

カメラをむける。

もっと、こっち来いと
手招きされる。

あ、
もっとアップってことね。

はいはい。
なかなか、わがままなヤツだ。

はい、チーズ。
（なんで、朝から、こんなことしてんだと思いながら）

そして、
カメラを返した。

彼は、気持ち悪い笑顔で

シェイ・シャイ。

は？
謝謝？

あ、
チャイニーズボーイかよ。

びっくりした。

東府中で起きた、
別に大した、話でもない
中国人との遭遇日記でした。