気が落ち込むようなことが多い日々ですが、そんな時も静かに私たちを見守って動いているもの・・・私にとっては月です。
今日も、夕方「そうだ、月が見えているかもしれない」と思い出すと、途端に身体に元気がみなぎり、西空の見える場所へ自転車でひと走り。ところが、行っ多時間が少し早すぎたようです。
<17:57>
空に雲はまったくないのに、月がどこにいるのか分かりません。この辺かな?と思える所を、細い月なので、あれこれ露出を工夫しながら、写真には写るかと数枚写真を撮ってみましたが、月は現われてきません。
こんなに雲がないのに、どうしてダメなのかな~。スマホのアプリを出して、月の位置を確かめます。この方角であっているのに。西の太陽が沈んで明るいところの左上に、みえないかもしれない火星のそばに細い、細い月が見えるはずです・・・・。
散歩風のおじさんが、「今日の夕空は今ひとつですねぇ」と声をかけてきました。
「そうですねぇ~。これだけ雲がなくて晴れているので、月が見えてもいいのですけれどぉ」と応えつつ、私は月探しを続けます。
「あっ、見えてきましたよ、月がっ!!!」「えっ、そうですかぁ~」
<18:00>
標識のちょっと上に月が見えてきました。おじさんは、「みえないよ」というので、「標識の上を、この位置からみるとみえますよ」と、伝えると・・・「あぁ、ほんとうだ、目がいいねぇ。確かに細いこんな風な月が、みえるね」とおじさんが、月の弧を指で描いてみせてくれました。「そうそう、細くてきれいな月でしょう」と私。
月が薄く浮かび上がりだした上の写真で、微かに見えはじめた月の白い弧、見つけられましたか?
月は、辺りが暗くなるごとに、くっきりと姿を現してきました。
「これから、この月は昇っていくんだぁ~」とおじさんが言うので、「いえいえ、朝から太陽を追っかけていたけれど、太陽の明るさに負けて見えなかった月が、今太陽が沈んで、やっと『出番だぁ~』と姿を浮かび上がらせたところなんですよ。でも、すぐに、太陽を追いかけて、沈んでいっちゃうのです」と伝えると。「へぇ、そうなんだ」としばらく眺め、「蚊に刺されない?大丈夫」といいつつ、おじさんはいなくなりました。
<18:07>
太陽が最後の力を振り絞って光を放った中で、月がさらに力強く姿をみせてくれました。
一昨日9月15日に新しい巡りが始って3日目の三日月でした。明日は、太陽からの距離が離れ、今日よりさらに高いところで、今日より太くなった月に夕方出会えるかもしれません。
今日も無事に1日を終えられた事に感謝して。明日もいい1日になりますように。
一時は見えないまま沈むのか?と思いましたけど、無事に見られましたし、ISSともなんとか撮れてよかったです。
ISSは北寄りは肉眼でも見られましたよ。
昨日はブドリさんも、見えないまま沈むのかと心配したんですか。私もです。今日は、見に行くともうすぐ目に月が飛び込んでくるような感じで、不安のないお月見が無事できましたね。