「原発は、とんでもない汚物を出す発電」
エネルギーを作り出しながら、処理が至難の放射性廃棄物を出す原子力発電。思うに、「放射性廃棄物」なんていう言葉を使っているから、その怖さや厄介さが伝わらないのではないか?「猛毒性汚物」致死に至る危険な廃棄物、しかも、その毒性が私たち世代が死んだ後にも残り続ける毒性もある。
この汚物処理にかかる時間だけでなく、お金も膨大になること。偶然見つけた「1からわかる!核のゴミ」というNHKのサイトをみつけた。覗いてみると、こんな表があった。
ゴミ処理の好適地から、まずは受け入れのためのNUMO(原子力発電環境整備機構:)の調査を受け入れに手をあげた北海道の寿都町と神恵内村の話が出ていて、では、調査を受け入れて交付金がいくら町に入るのか。そして、実際運用はいつになるのか。調査で表にみるように20年。すでに交付金は90億円。ゴミが埋め終わるには100年かかるという話が載っていた。しかも、2段階目、3段階目の調査に進む場合には、町村長だけでなく北海道知事の意見も聞くことになっていて、反対した場合には実施されないことになっていて、現北海道知事は反対。
最初の交付金はどうなる?そもそも、精密調査でダメとわかったら? 疑問が次々に湧くと同時に、これも「ゴミ」といういい方ではなく、まさに処理に膨大な費用がかかる「異次元の処分費用がいる『毒性汚物』」と新聞もテレビも言うべきだと思えてきた。
さて、ここで、お知らせです。この厄介な原発の「毒性汚物」たる放射性廃棄物のことが映画になって公開されています。 下のチラシは浦安ドキュメンタリーオフィスの自主上映のチラシですが、チラシをクリックすると、映画の公式HPで自主上映がある場合の情報や、自主上映したい時の連絡先や費用などが掲載されていました。
一つ前のブログで書いたように、これから原発の再稼働や新設を強行に進めていこうとする政府。そんなことを許していいのか。原発はクリーンだ、脱炭素だ、原発を使うと電気代が安く済むという政府のプロパガンダをそのまま呑み込んで許していいのか。 チェルノブイリ事故に学ばずに、福島原発事故を起こし。その福島原発事故から学ばなかったから・・・と取り返しのつかない判断を政府に丸投げしていいのか。あとで、泣かないで済むように、真剣に考えてみませんか。
この映画を見れない方も、まだ河合監督の「日本と原発4年後」「日本と再生」の映画がyoutubeで無料公開されているのはご存じですか?まだ、ご覧になっていなければ、是非ここから選んでご覧下さい。