先日、中筋純さんの「
流転 福島&チェルノブイリ展(目黒区美術館)」に行った時に、広い会場だとあるいつもの関連本などが置いてあるテーブルスペースに座っている時に、この「100人の母たち」(亀山ののこ)という本に出会いました。
小ぶりの本ですが、大変印象に残る素敵な写真集でした。
ゆっくり味わう時間がそこではなかったので、図書館で借りてしっかり読んでみました。
手元に置いて、子供たちや友人にも見せてあげたくなる本でした。
副題は
”原発 ”のない世界へ。私は子供を守りたい。
写真を見ていると、子供たちという母たちの優しさがあふれ、子供たちの明るい笑顔やしぐさに、こちらの心が緩やかになる写真集です。
ただ、その中に、目に見えない福島の放射能の存在が忘れられていない。
(このこどもたちを、そして隣のこどもたちも、世界中のいのちも健康に幸せに!)と思う気持ちが貫かれている。
ひとりだけの幸せでなく、人々が幸せになることが自分の幸せになる。
そのためには、いろいろな人の思いにしっかり目をむけることが大切。
この写真集は、福島の事故を受け止めて生きる「100人の母たち」の思いを、しっかりあなたに届けてくれる本になっていると思いました。
亀山ののこさんに共鳴してこの本を自分の展示会に置いていた写真家・中筋純さん。
彼の写真も、亀山さんと共通していて、反原発を怖い顔で訴えるような写真とはまったく異なった写真です。
その写真展、来週から今度は練馬区立美術館で、「もやい」展としてはじまります。
7月5日(水)~7月9日(日)、今度は単独ではなくて、2人の方を加えた3人での展示会となります。
特に、この下のチラシを見て頂くと分かりますが、右の小林憲明さんのダキシメルオモイという絵は、亀山ののこさんに共通するメッセージとなっていると思います。小林さんの画集も、「100人の母たち」のあったと書いたテーブルにあったので、みさせて頂きましたが、実物の作品をみるのが楽しみです。
是非、足を運んでみてください!!! 無料です。
開催期間が短いので、より多くの方に見ていただけるように、拡散をお願いいたします。
中筋さんfacebook 6月25日によると、搬入のお手伝いも募集しているようですね。何しろ、無料展示なので大変そうです。お手伝いできそうな方は・・・
●搬入日時/7月4日(火)9時50分 練馬区立美術館(西武池袋線中村橋駅北口徒歩3分)裏口集合
●作業時間/10時から18時(17時終了目標、途中参加抜けも大歓迎)
●道具などはこちらで手配いたします。
●当日緊急連絡/09088496864(中筋携帯)