kisetsunokazeni

ときには空を見上げて深呼吸。無駄と思える時間も必要な時がある。

ささやかな出来事

2017-03-21 13:05:17 | 日記
スーパーでレジに並んでいたら

どなたかがカートを列に置いたままにしてた

そのまま列が進みもうレジの目の前に来てもその方は戻らず

後ろの方々が次々にレジを済ましていると

ようやく戻ってきた

見ると

わたしよりは若い感じだけれど

ご病気なのか左手が動かないし

左足も少し不自由なようだ

「すみません」とレジの列に戻り

なんとか支払いを済ませて荷物を詰める台に移動

そのあと私もレジを済ませ

荷物をマイバッグに入れて帰ろうとすると

先ほどの方が

いくつかの商品をビニール袋に入れようと奮闘してた

口と右手を使って

あれこれ手こずりながらの作業に

つい「よかったらお手伝いしましょうか?」と声をかけると

「お願いします」と笑顔

私がビニールに物を入れ

ご本人がバッグに詰める流れ作業で

なんとか荷物が片付く

「時間かければできるんですけど・・・」とおっしゃるので

「私も手こずるんですよ、濡れてるものは入れにくいですからね」なんて話し

そこで失礼する

もしかしたらうれしくなかったかも・・・と一瞬思ったけど

障がいのある方はこういう場面だけじゃなく

歩くことも食べることも衣類の着脱も

もちろんそれ以外の生活全般で時間がかかるんだから

ちょっとでも時間短縮になったら

他のことするのに時間が使える、なんて

勝手にいいわけ考えて

それでよしとした

きっと助けてほしい場面はたくさんあるだろうけど

なかなか言い出せないのが実情

ほんとは社会の仕組みがうまくできていれば

障がいのある方々も相当助かるだろうと思うけど

その前に

私たち一人一人がちょっと手助けすれば

もっともっといろんなことがうまくいく気がする

本格的にボランティア団体に所属、なんてしなくても

目の前の困ってる方々に

ちょっと手を差し伸べてみる

最初はハードルが高くても

2度目からはずっとスムーズにできると思うし

まず一声かけて本当に助けを必要としてるか確認すれば

大きなお世話、なんてことにはならない

みんなが住みよい社会も

まずは小さな親切の積み重ねから

もちろん人に対してだけじゃなく

ゴミ拾いだってすごくいいこと

じぶんとみんなのために

できることから始めてみようと改めて思った

スーパーでの出来事でした

障がいのある方をお見掛けするごとに

その方の生活を思うと

いつもいっぱい勇気とパワーをもらえます

その一つ一つに

感謝
コメント (2)
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