kisetsunokazeni

ときには空を見上げて深呼吸。無駄と思える時間も必要な時がある。

待合室で・・・

2015-05-22 10:59:19 | 
わんこたちは

年々持病が増え

定期受診が必要なお年ごろ

簡単な診察で済む時もあれば

心臓のエコーや採尿、皮膚の検査などで

時間がかかることもある

そんなときは

お買い物を済ませたりするんだけど

病院に戻ってからも

大概は少し待たされる

そこで

待合室に置いてある

本を読んだりすることになる

病気の本からマンガまで

けっこう種類も多く

好みの本を手に取る

すると

どうしても

感動的な、しかも読みやすい本に

手が出てしまう


結果

内容にどんどんはまってしまい

かわいそうなわんこの話なんて

もう途中からうるうる状態で

名前を呼ばれてハッと気がついたころは

涙がこぼれ落ちそうになってる

さらに

涙が鼻にいって

鼻水もずるずる状態

獣医さんから検査結果を聞きつつ

何度も鼻をすすって

息苦しいやら恥ずかしいやら

わんこたちのこと

もっとよく聞かなきゃと思いながら

ここで話したら

ちょっと危険な感じ

ただただうなづいて

わんこを引き取る


それに

病院だから

現実大変な状態の子たちもいて

いつぞやは

見たからに苦しそうな息遣いと落ち着きのない動きのわんこ

飼い主さんが呼ばれて診察室に入ったけど

たまたまドアを閉めずにお話が始まり

どうやら

がん末期の様子

治療もこれ以上は状態が悪すぎてできないと話す医師

かわいそうで見ていられないと話す家族

そんな話を聞くともなく聞いている待合室の私たちは

誰も何も言わないけど

どうかつらくないようにしてあげて、と

皆の気持ちが一つになってる感じが伝わる


ペットだけど家族

誰もが真剣に

命のこと考えてる

動物病院には

ドラマがある

動物病院で待つ時は

ティッシュが必需品

泣ける話や

ドラマに飲み込まれても

自分を取り戻せるように

そして

この子たちのお母さん役を

ちゃんと果たせるように
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