夢地蔵

田舎の映像作家の備忘録

16ミリ映画のためのロケハン これはメビウスの輪か

2020-07-08 10:40:58 | Weblog
昨日の午後改めてロケハンに行ってきました。場所は長野市稲田の「稲田エノキ隋道」。JR飯山線(しなの鉄道北しなの線共用)の下を抜ける隋道で、更に高架を北陸新幹線が走っています。
かつて天上川だった淺川を掘り下げてその上に造られた隋道で、見ようによっては複雑な空間です。

北東側から見た隋道。高架は北陸新幹線です。


東側の歩道に下りる階段です。隋道の両側に歩道が備えられています。


下から見上げると


階段の全景です。


階段の踊り場から西側を見ると向こう側にも同じ階段があります。


隋道の上は道路になっています。西側へ。


歩道の取り付け階段です。


左を見ると東側の階段が見えます。


階段の下から見上げると


階段の全景。東側と左右対称で画像を左右反転したら瓜二つ。


ここから二百数十メートル南西には半地下のJRと地上の長野電鉄長野線、その上を北陸新幹線の高架が完璧に交差している空間があります。写真は何枚も撮ってありますが探すのが大変(ということにしておきます)なのでお見せしません。

私の感性にぴったりの空間です。この種の空間は何箇所か見つけてあって、これらをどう生かして何を撮るか、高等数学の問題を解く感覚で校正を考えているところです。
目指すのは松本俊夫の「AT MAN」、Maya Deren 「Meshes of the Afternoon」、David lynch 「RABBITS」と肩を並べる作品です。
コメント
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