夢地蔵

田舎の映像作家の備忘録

趣味の金属工作 Arriflex のアダプタリメイク

2021-09-29 15:35:30 | Weblog
Arriflex 16S にAngenieux 10x レンズを付けると重心が大巾に前寄りになって具合が悪いので前にアダプタを作って解決しましたが、うまいことを思い付いたので作り直しです。
Ikegami の三脚アダプタ、通称フネがいつの間にか5セットも集まっているのでひとつ犠牲にして加工しようというのです。

すでに切断の位置をマーキングしてあります。

高速カッターで切断。騒音で近所迷惑なので手早く済ませます。


切断終了。


切断面をヤスリで仕上げました。


次に穴あけ。三脚の位置決めピンが入る穴です。


これはカメラ取り付けネジの穴。6.4mm で貫通させて、先端を加工したドリルで座繰り。


1/4" の穴付きネジが入ります。


表に出るのはこの位でいいかな。


三脚はこれです。


アダプタを仮に取り付けてみました。

このアダプタは 1/4" と 3/8" どちらも使えるように雌ねじがあって便利です。

カメラ取り付けネジは普段こうしておけば失くす心配がありません。


アダプタをカメラに取り付けてみました。


ここで問題発生。
ターレットを回そうとしたらアダプタに当たります。


斜めに最小限カットしました。


今度は大丈夫です。


廃棄した Ikegami のカメラから出てきた M4 のビスです。これは後述します。


このアダプタはカメラ側は黒染めで側面と底は塗装のようです。
裏返しで艶消し黒を塗りました。


いいじゃないですか。


塗装が乾いたので取り付けてみました。
先程のビスはカメラの簡易位置決めに使います。


完成です。

ティルトロックを解除してもほぼバランスがとれるので使い勝手は良好です。
前に作ったアダプタは MDF 板にアルミ板を貼った物で、それなりに出来は良かったんですがいつかもっとしっかりしたのを作ろうと考えていたのがこれで解決。
コメント
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