夢地蔵

田舎の映像作家の備忘録

Ikegami HL-79E 整備再開 使えるようになるかも

2019-12-01 15:57:42 | Weblog
今日は仕掛かりの79Eです。
昨日夕方、久しぶりにいじくり始めました。前回プリズムユニットの確認のために撮像管を含めた光学系を取り出したままだったのですが、問題ないだろうと判断して組み立てておきました。組み終わって電源を入れて映像を見たら何とかなりそうな感じです。


今までやったことは置いて前から気になっていた画面の傾きを調整することにしました。
ここで思いついてレンズをPP(PATTERN PROJECTOR)が出せるのと入れ替えました。

最初はカメラを台に載せて壁にチャートを貼ってと考えましたがPPで調整すれば簡単確実です。

画面の傾きはDEFユニットの穴からドライバーを入れて撮像管の位置を物理的に調整します。精密な調整はVrで電気的に調整です。


マニュアルのDEFユニット部の図解です。


基準はGchなのでまず撮像管のロックを緩めて


マニュアルを見て


ROTATIONを調整します。微調整はVr、あれとこれとそれで調整。ロックを締めるとズレるので注意します。


次はRchをやろうとしたら奥の配線が邪魔でドライバーが入りません。写真中央の穴です。


DEFユニットを外して配線を正しい位置に収めました。


RchとBchを調整して映像の確認です。


いつものキツネ面です。鮮明な映像が出ました。前にも弁解しましたが撮像管のアナログ映像とディジタルは相性が良くないみたいでキャプチャした静止画は生出しのブラウン管カラーモニターと「画質」が違います。無限段階のアナログデータをディジタルで刻むのは百害あって一利なしが私の持論。レコードとCDの関係です。


次はRyan


Juliette


PPの映像も確認。Rchです。


Gch


Bch


R-Gの重なりは


G-Bは


RGBを重ねると


現状でまあまあの映像が出ました。ここを基点に改めてマニュアルのフローに従って調整を進めれば使える状態になりそうです。
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