夢地蔵

田舎の映像作家の備忘録

違うアプローチでHL-79Eをいじってみました

2019-07-07 09:50:49 | Weblog
79Eの調整もいい加減飽きてきました。いつまでやっても堂々巡りです。
今日は考え方を変えて違うアプローチで出口側から調整してみました。まずはレジ調整を更に追い込んでR,G,Bを自分なりに重ねました。先日、基準となるGchはレンズのPP(調整用パターン)とTSG200のCONVERGENCEを重ねて合わせてあるのでR-GとB-Gの重なりを合わせました。これでレンズをノーマルにして生の映像を出したら結構鮮明になっていました。でも暗部に変な色が乗っているのでPROC-2ユニットのPEDで自然な色になるように調整。これは後で改めてマニュアルに従って正しく調整が必要です。
では、被写体を用意してカメラに300Wシネライトをセット、フィルターは3000°K、NDは100%です。レンズ前面と被写体の距離は約1.3m、IRISはAUTOで値は5.6-8、ホワイトバランスはプリセットです。

モニターで見る限り明るく鮮明ですがキャプチャして静止画で書き出すと暗くなるのは毎度疑問です。今回はPhotoshopのヒストグラムを後で重ねてみましたがやはり暗いほうに偏っていました。
ビデオの輝度範囲が16-235と狭いのは知っていますし他のビデオカメラでも傾向は似たようなものですが。











これだけはライトではなく窓からの自然光で撮りました。フィルターは当然5600°K。


試しにPhotoshopでレベル調整した結果はこの通り自然な調子です。


揚げ足取りになっちゃいますが、昔の3管で収録したドラマの中にはいい加減な調整のカメラの映像がありましたし、ひどいレジずれやワンカットだけ管が焼けた跡がはっきり見えたのもあったっけ。
このカメラはとんでもない状態ではないと確認出来たのでこれをゼロベースにマニュアルを見ながら、工場出荷状態は無理としても可能な限り調整で追い込んでいきましょう。
コメント
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