夢地蔵

田舎の映像作家の備忘録

新作 Twisted space in the afternoon コンテ

2024-10-28 15:46:30 | Weblog

これは明るい悩みです。

今度作ろうとしている映像作品の写真によるコンテを見直して迷いが出ています。

まさに "Twisted space in the afternoon" 「午後のねじれた空間」です。

今までの構成は陸橋の下、歩道のトンネルになっている橋脚に左から男が現れ

短いトンネルに入り

立ち止まって画面左の壁面を見ます。

この写真は都合よくトリミングしたものです。

彼の目に入る壁面の落書き

ここで構成に迷っているんです。

② B案 立ち止まって壁面を見るカットはトリミングしなくてもいいんじゃないか?

② C案 カメラ位置はこの方が辻褄が合うんじゃないか?

③B案 それと、トンネルに入るカットはこれもいいし

③C案 こちらも捨てがたいなあ、なんて。

このシーケンスのラストは決まっています。

壁面の落書きを見る男の足元が見え、彼は再び歩いてトンネルを出て来ます。

考えるまでもなくどのカットも撮影して編集の時点で前後との繋ぎを自然にすればいいことですが。

なお、写真では③B案とC案は草が生えていますが現在は刈り採られています。


ここ2日、体力を使って疲れているので今日は工房でこんな作業に専念です。

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UVレジンを買ってきました

2024-10-25 13:51:40 | Weblog

出掛けたついでにダイソーに寄ってUVレジンを買ってきました。紫外線硬化樹脂です。

バルサム切れを起こした Tokina レンズをなんとかしようというのです。

現状はこんな具合です。典型的なバル切れ。

バル切れしたレンズを分割するには無水エタノールが必要らしいんですが結構高価なので後日。

前に HL-79E のプリズムのフィルターを張り合わせようとしたことがあります。

あの時は同じレジンを使って張り合わせたら紫外線ライトを使うまでもなく硬化してズレちゃいました。

机の引き出しの奥に何年か前に取り寄せたプレパラート作製用のガラス板セットが出てきました。

あれを反省して今回はとりあえず室内でガラス板に乗せてどうなるか実験してみる事にしました。

前と同じでした。垂らしてじきに表面が硬化してきました。

せっかくUVライトを出したのに。単3乾電池を切らしていてすぐには使えないけど。

さて、どうしましょうね。

本番では位置決めの対策をした上で可能な限り部屋を暗くして張り合わせたらすぐに押し付けてUVライトを当てればいいかな?

本来ならUVレジンじゃなくカナダバルサムを使いたいんですが今の状況では値段が高騰しているみたいです。

こりゃあ レガシィB4 のタイミングベルトを交換したのと同じ位の覚悟が必要。

私がやることは毎度のことですが課題は増える一方です。

後でレジンのパッケージを良く見たら「そうなのか、なるほど」。

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新作のタイトルは "Twisted space in the afternoon"

2024-10-24 16:03:59 | Weblog

メインタイトルは "Mr.Möbius" から "Twisted space inthe afternoon" に変更しました。

直訳すれば「午後のねじれた空間」です。

勝手に師と仰ぐ Maya Deren "Meshes of the Afternoon" 1943 に敬意を払って。

一昨日何度目かの下見をしてスナップ写真を撮ってきたんですが細部で小さな不具合がありました。
 
4年前の6月にロケハンで撮った写真では階段の上に太陽があって


地面に落ちた影はこうでした。
 
今は10月下旬ですから当たり前ですが太陽の位置はずっと低くなっています。
 
階段の影は歩道の隅に落ちていました。これでは面白くありません。
 
幸い脇の要壁にはっきり影が落ちていました。これなら使えます。

Mr. Möbius の影が階段を上がって行くカットが撮影できるしこの方が良さそう。
 
実は4年前の11月15日にもほぼ同じ写真を撮ってあります。時刻は10:12

要壁と影の位置関係が違います。
 
なるほど、24日経過すると当たり目ですがこんなに影の位置が変わるんですね。
 
このカットだけ考えると撮影は11月に入ってからの方が良好。
 
そんなことを考えているとまた撮影が先延ばしになっちゃいそうですが。
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あそこへ行って確認したいことが

2024-10-23 16:28:37 | Weblog

また昨日の話です。

須坂市のあそこへまた行ってきました。次回の映像作品の件です。

今回はロケハンじゃなく HL-59 のレンズだと画角がどうなるのか確かめたかったんです。

HL-59 のレンズは 放送用 FUJINON A18x8.5 BERD-R48 。

広角端は 8.5mm です。

ロケハンで使ったデジイチは EOS20D でレンズは CANON EFS 17-85mm 。

これでほとんど広角端で撮りました。17mm はかなりの広角です。

アスペクト比は 3:2 ですから更に左右方向が広く写ります。

以前、HL-59 のレンズの画角がスチールカメラ、デジイチ、コンデジのどの範囲か調べたことがあります。

その結果、広角端は手持ちのコンデジ Canon PowerShot A530 とほぼ同じと判明。アスペクト比は SD ビデオと同じ 4:3 。

今回は A530 でロケハンと同じ画角にするにはどの位置がいいか確かめたかったんです。

映画撮影で使うアングルファインダーの代用です。

では結果を見ましょう。

A530 広角端です。もうちょっと右に振れば良かった。

ロケハンでは完璧でした。

左側が見切れています。

ロケハン。これも完璧です。

ロケハンでこれを撮った時とは季節が違うのでこれは計算違いです。

こんな具合に階段の向こうに太陽が欲しいんですが。

ロケハンでは階段の影が落ちていましたが

秋ですから太陽が低くてこうなりますよね。

これは逆に要壁に落ちている階段の影が効果的でした。橋脚に落ちる陸橋の影もいい感じ。

これじゃあ面白くありません。どちらも広角端ですがこんなに画角が違います。

実際のロケでは HL-59 のファインダーで隅々まで確認できるので問題はありませんが面白い結果でした。

それにしてもロケハンの写真は良く撮れています。

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今度コレクションに仲間入りしたカメラ

2024-10-22 15:28:51 | Weblog

昨日、初孫に会いに行った帰りに東部町のハードオフに立ち寄りました。

前に見つけたザハトラーの三脚は脚のみで¥8,800 、まだそのまま置いてありました。

格安ですが手は出しません。財布の中身では足りないし。

同行した Jr. がジャンクの箱から見つけたのは ELMO SUPER 106 。

程度が良さそうなので¥550 ならとそそのかして買わせました。

昨日のうちに動作確認は済ませて稼動可能なことはわかっています。

純正のハンドグリップです。

レンズはフィルターを使っていたのでクリアーです。

SL フィルターは角が変形していますがカメラ側は傷んでいないので脱着は問題ありません。

これ、何だかわかりますか?

タングステンタイプのフィルムを野外の太陽光で撮影する場合こうします。

光学系にアンバーフィルターがかかります。

デイライトタイプのフィルムで野外撮影する際はこれを抜くかグリップのフロント側に挿すとアンバーフィルター解除。

前の持ち主はよく失くさなかったものですね。

フィルム室はこうして見る限り大丈夫そう。フィルム感度切り替えのスイッチが見えます。

電池は古い単3が4本入っていました。もちろん粉を吹いた状態です。何十年前の物?

¥130 。高い!。

ELMO C300 にダブルランスーパーマガジンを付けて長編を撮ったときは電池代が万の位でした。

電池ケースの電極は粉を吹いていましたので清掃。簡単にきれいになりました。

動作テストは乾電池を切らしたのでニッケル水素電池で。1.2V ですが。

シャッターボタンを押します。押したまま横のツメを引くと連続撮影になります。

軽快な音で動作します。インジケーターが回転表示、フィルムは入っていませんが残量形の目盛りが上がっていきます。

フィルム室を開くと残量表示はリセットされます。

絞り動作も問題なし。マニュアルも OK 、 BATT 表示もチェックボタンを押すと働きます。

この小さなボタンが BATT チェック。下のジャックは外部電源用。

おっと、電池ケース収納部のカバーが白く濁っていたのでクリーニング。終わった電池からのガスが原因でしょう。

もちろんこのカメラを使う予定はありませんがコレクションの仲間と一緒に大切に保管します。

ELMO SUPER 106 は 1969年に発売、初期型は水銀電池が必要でしたがこの個体は改良型で不要です。

それにしても50年以上前のカメラが今でも正常に動くとは!。

今のデジカメでは考えられませんね。

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75歳で初孫に対面

2024-10-21 22:15:33 | Weblog

昨日初孫に対面してきました。これは75歳の身には一大事です。

次男坊夫婦に女の子が生まれまたんです。

約100キロ離れた所で所帯を持った彼らに待望の子供。

甘えん坊で中学に入っても私の布団に入ってきたあの子が父親になるなんて。

私自身二人の男の子の父親ですがこれでお爺ちゃん。

初めての女の子とあって、その小さな子を抱き上げるのは正直怖くて爆発物を扱う感覚でした。

息子たちのときは子猫みたいに雑に扱ったのに。

これでやっと孫を持つ人たちと対等に話すことができるようになって、人として一人前。

人生100年時代と言いますが、私は今75歳。あの子が成人した姿を見られるか。

これは微妙ですがまだまだ元気な団塊世代。

まだまだこのままでは終わらないぞ!

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古い BP-95S バッテリーはまだ元気です

2024-10-20 09:59:39 | Weblog

次回の撮影に備えて一本しかない BP バッテリーを放電/充電しました。

充電器は PROTECH DS-4 です。これは充電完了状態で、容量が表示されます。

Ch 4 で充電したのはこれが一番使用頻度が少なそうだから。(もちろんこれも中古)

今時のニッケル水素じゃなく昔のニッカドです。

では電圧を調べてみましょう。いい感じです。

仕様では 12.0V 5.3Ah 。まあこんなものでしょう。

これを中古で手に入れたのはずいぶん前です。もう5年が経過しましたがまだ使えそうで案心。

安物買いで BP バッテリーは何本も入手したりセルを入れ替えたりしましたが結局残ったのはこれだけです。

当面困りませんがやはりもう一本欲しいですね。

充電器は他に PACO KD-420A も持っていますがもしかすると 13.2V のニッケル水素電池が充電可能かも。

モードを選べば 13.2V のニッカドには対応していますから。


物はついで、あれも入れ替えました。

ワークステーションに内蔵したカードリーダーがこのところ不調で読めないんです。

仕方ないので外付けのカードリーダーを使っていましたが不便。

狭い工房で悪戦苦闘して今までのを取り外しました。マザーボードの USB ピンに挿さるので良かったんですが。

入れ替え完了。こちらはコネクタが標準の USB2 なので裏からケーブルを出して繋ぎました。

SD MS CF どれも認識して読めるようになりました。

うまくいく時は何をやっても決まるものですねえ。

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59年前の青春映画

2024-10-19 19:44:12 | Weblog

1965年、昭和40年3月に公開された映画「北国の街」。

当時まさに売れっ子の舟木一夫さん主演の劇映画です。

この映画はほぼ全編北信濃飯山市で撮影されました。

公開当時、私は16歳、中卒で社会に出た翌年でリアルタイムでは観ていません。

それが昨年だったかネットで公開されて全編観る機会がありました。

内容は当時当たり前のように作られた青春映画のひとつ。

売れ始めた歌手を使って映画を作るのが当たり前だった時代です。

あれからもう59年の歳月。単なる通俗映画だったあの作品が全く違う意味を持つようになりました。

ほぼ地元ですから撮影された場所を訪れるのも面白いじゃないですか。

幸い YouTube で予告編が公開されています。

このタイトルバックの場所はすぐにわかりました。

国道117号線中野市と飯山市の境目、古牧橋です。

この写真は飯山側から撮ったものですが映画のタイトルバックはこの橋の右下、狭い河川敷です。

2023年2月24日

映画は恐らく1964年の撮影だと思いますが当時は古牧橋完成から3年、歩道はまだありませんでした。

Googleマップで探してもわからないのがこれ。ヒントは右下のアーチ橋と奥の山。

この写真ではわかりにくいですが奥の田んぼを左から右に向かって列車が走っています。

この映画は一部新潟県でも撮影したという裏話がありますがいくら探しても不明です。

予告編のラストシーンは今は撤去された飯山市の中央橋西側です。

これが生前の旧中央橋。映画とほぼ同じ場所です。映画ではクレーン撮影でしょう。

2009年5月29日

この橋は千曲川右岸側からも含めて多数撮ってあります。

今回つくづく歳月の重さ、はかなさを痛感しました。

一人よがりかもしれませんが単なるスナップ写真や映像が思いがけず貴重な記録になるものですね。

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手に入れたマイクケーブルが「あれっ」

2024-10-17 20:42:42 | Weblog

色々企てている中でマイクケーブルが必要になりました。

毎度のハードオフで一本だけ見つけて¥110 で買ってこれで解決、と思ったら

オスメスが逆じゃないですか。これ、ケーブルの延長用? どういう事???

マイク側はオスですよね。

ガラクタのパーツボックスにメスがあったような。

ありました!

逆の XLR コネクタを分解して結線を確認。

ガラクタのコネクタも分解。

組み換え作業は省略しますが苦手のハンダ付けで完成。

HOT は "3" 、"1" と "2" は外装と一緒にしました。

これでパワーアンプに入れてテスト。正常にマイクテストができました。

大したことじゃありませんがそれにしてもハードオフに何本もあったマイクコードはみんな売れて他にはありませんでした。

皆さん何に使うんでしょうね。

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来たる冬の作業 HL-79E 調整に備えて

2024-10-16 15:24:34 | Weblog

昨年末からいろいろ準備しながら出来なかったあれの準備です。

Ikegami HL-79E を可能な範囲で調整し、その過程を記録して YouTube で公開しようというのです。

成功するか否かはわかりませんがいいじゃないですか。

もちろん顔出しで作業の様子をお見せしますが実際は大変なことになりそうです。

作業自体は HVR-Z5J で音声も含めて撮りますが、編集過程で解説を入れるには別途マイクが必要。

マイクは各種持っていますがどれがいいかテストしてみました。

結論はこれ。いつものあそこで買っておいたピンマイクです。

もっともらしい形状です。

プラグは 3.5mm ステレオタイプ。もちろんステレオじゃなく L/R 同じ信号です。

これをワークステーションの MIC ジャックに挿して

Audacity で録音してみました。他のマイクより感度が高いし L/R 両チャンネルに同じ音が入るのは好都合です。

このマイクを使うことにしましょう。

そういえば前にもこんなテストをしたような。あの時と違う結論かも。

まあいいや。これでマイクの件は良し。

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