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Pandora Radioの対抗馬か?あなどれないLast.fmアプリ

2008年08月30日 |  SNOWMAN's BLOG
 前回iPhone 3Gのインターネットラジオ系のキラーアプリとしてPandora Radioを紹介しましたが、その直後にPandora Radio存続危機のニュースが飛び込んで来て、真相はいかに?という状況ではありますが、今回はそのPandora Radioの対抗馬とも言えるLast.fmを紹介したいと思います。以前はバッファリング中に落ちてしまったりと全く使える代物ではなかったのですが、最近のアップデートでかなり安定したアプリになってきましたので、主な使い勝手をみて行きましょう。

 Last.fmというサービス自体は以前からあり、日本向けのサービスもあるので、Pandora Radioと違ってかなり敷居は低いと言えますが、iPhone 3G用のアプリは今のところUSのAppStoreから入手(無料)するしかありません。この方法については前回Pandora Radioと同様にUSのiTunes Music Storeギフトカードを入手するなどして、USのiTunes Music Storeのアカウントを取得する必要があります。

 いきなりiPhone 3GでLast.fmが使えるのかどうかは試したことはありませんが、普通はLast.fmのWEBサイトでアカウントをつくり、iTunesで音楽を聴くことによって、自分のライブラリの趣向がLast.fmのサーバに伝わるようです。このことをLast.fmではScrobbleと呼びます。そのようなわけで、ある程度iTunesで音楽を流しておくこと良いでしょう。

 最初の画像は、iPhone 3GでLast.fmを使用中のNow Playingの画面です。ジャケ画像を背景に、アーティスト名・曲名・アルバム名などが前面に表示されます。文字の大きさもiPodやPandora Radioに比べて大きく見やすいものになっています。結構このことがわたし的にはポイントが高かったりして...。

 iPhone 3GでのLast.fmは、デフォルトではiTunesからのScrobbleをもとに、My Library、NeighbourRadio、Recommended Radioといったステーション(チャンネル)が用意されています。これだけ聴いていても、楽しむことはできるのですが、さらに独自のステーションを追加したい場合は、Start a new stationからArtistやTagという項目で検索をかけ、その結果を選択し、それを新しいステーションとすることができます。一度聴いたステーションはRecent Stationsというところに記憶されるので次回からはそこから呼び出して聴くことが可能です。ジャンルで選びたい場合はTagからの検索でたとえば「70s」と入力すると結果として「70s」、「70s rock」、「70s pop」などと出て来ますので、どれかを選択して新しいステーションにできます。なるべく「70s」とかざっくりとしたTagのものを選んでおいたほうが、Last.fm側での選曲の幅が広いようです。

 画面下のBioという部分をタップすると、オンエア中のアーティストの説明画面になります。大体は英語ですが、時々日本語の場合もあります。また、Similar Artistsをタップすると似た傾向のアーティストがリスト表示され、この中から別のアーティストをタップするとそのアーティストのステーションに飛ぶことができたり、Eventsをタップすればライヴ情報なども表示されるなど、iPodでは味わうことができないネットワーク感覚を楽しむことができます。

 といった具合で、音質的にもPandora Radioと互角程度(ビットレート128のmp3程度)あり、機能的にもPandora Radio以上とも言える魅力的なLast.fmアプリですが、アップデート後かなり安定しているものの、いくつかの問題点も残っています。ひとつはリストをスクロールしている場合などに曲はそのまま流れる続けているのに、画面がフリーズしてしまうことがある点(ホームボタンの長押しで強制終了にて対応)とプレイ中はiPhone 3Gの自動ロックを無視して、画面がスリープしないことです(手動でロックは可能)。これらは次回のアップデートに期待ということでしょうかね。Last.fm自体がSNSなので、そのような切り口からも楽しめるとは思いますが、これはまだ試しておりませんので、きっともっと奥深い楽しみ方があるのでしょう。





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