
タイトル = BLOW BY BLOW(1975年)
アーティスト = JEFF BECK
コメント = 中学生の頃よく読んでいたギター雑誌にこのアルバムの事が書かれていた。その内容というのは「ギターキッズならこれを必ず聴け」「20世紀に残る名作」「ジェフベックはギターで歌っている」等など、とにかく良いアルバムだと言うことがこれでもか言わんばかりに書かれていました。どんなにすばらしいアルバムなのだろうと買って聴いてみたのですが、僕の感想はと言うと「コレの何処が名作なんだ?」「悲しみの恋人達なんてただのバラードにインストじゃん」「ホントに3大ギタリストって呼ばれてたんか?」と数回聴いて全く聴かなくなってしまいました。
そして時が経って10数年・・・・久しぶりにこのアルバムを「すばらしい!最高だ!」とため息をついて聴いている自分がいる。「悲しみの恋人達」を目を閉じてしんみり聞き入っている自分がいるから驚きだ。 つまり当時中学生だった僕はまだまだオ子チャマで、このアルバムの良さを分かる程の耳を持っていなかったに過ぎない・・・・スルメは噛めば噛むほど味が出るというが、聴けば聴くほどにジェフベックのギターのすばらしさを発見できたアルバムである。
先日CSの番組で日本のギタリスのCharが「いろんなギタリストに逢ったけどその中でもジェフベックが1番うまいね」と語っていた。超音速早弾きもしないし、ライトハンドも使わないジェフベックが何故「3大ギタリスト」と呼ばれているのか、この年になって分かり始めました。
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