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Movement/New Order

2002年09月21日 | 名曲・名盤1981年
名前 = やすゆき
タイトル = Movement(1981年)
アーティスト = New Order
コメント = 雨上がりのパレードを行く一台のオープンカー。不意に後部座席に乗っていた男性の身体が後ろにのけ反る。男性は仰向けにシートに倒れこみそのまま動く気配がない。次の瞬間、カメラは傍らに同乗していた女性が狂ったように車の後部に身を乗り出し、必死に"何か"を掻き集めている様子を映し出す。
 1963年11月22日、有名なテキサス州ダラス郊外でのケネディ大統領の暗殺シーン。後に彼の妻ジャクリーンは車の後部に飛び散った夫の脳漿や頭蓋骨を拾い集めようとしたと告白した。頭部への被弾で既に状況はほとんど絶望的であったにもかかわらず、動転しながらも咄嗟に彼女は夫の肉片を掻き集めずにはいられなかった。たとえ、今やその行為にどれほどの意味も残されていなかったとしても、彼女は反射的にそう反応せざるを得なかった。
 一昔前、よくTVの特番などでこの場面を見る度に、僕はジャクリーンの夫ジョンへの愛情の深さを、そして、このニュー・オーダーのデビューアルバム『ムーブメント』のことを思い浮かべた。「アルバムを聴いた時、イアンが二度死んだような気持ちになった」あまりにJ・ディヴィジョンを意識した音作りに、メンバーはプロデュースを受け持ったマーティン・ハネットを責めたが、おそらく問題はそうではないと思う。収められた八つのナンバーの何れもが、歌詞、ヴォーカル・スタイル共に明らかにイアンのそれを踏襲して作られている。突然仲間を失った驚き、悲しみ、怒り、そして混乱。彼らの意思に関係なく、ここで試みられているのは完璧なまでのJ・ディヴィジョンの、イアン・カーティスの再生に他ならない。
 僕のコメントが君のテーマになり
 君の夢を終わらせることができる
 彼の愛に永遠の別れを
 そして彼の魂にも永遠の別れを
 だからこそ、口ごもるようにピーター・フックがそう歌うM-1以下すべての楽曲は、あの日のジャクリーン同様残酷なほどに痛々しく、圧倒的な美しさを携えている。


ムーヴメント
ニュー・オーダー
イーストウエスト・ジャパン

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Bokutachi/The 24th Street Band

2002年04月14日 | 名曲・名盤1981年
名前 = 山内
タイトル = BOKUTACHI(1981年)
アーティスト = The 24th Street Band
コメント = Funky New Yorkers Live In Japan !

Hiram Bullock / Guitar Vocal
Will Lee / Bass Vocal
Clifford Carter / Keyboard Vocal
Steve Jordan / Drums Vocal
という4人のNew Yorkersが繰り広げるフュージョンプレイは本当に見事ですね。彼らの原点が"The Beatles"であることを証明して見せた"Slow Down"、そして新曲の"City Streets , Country Roads"、"The House That Jack Built"、よりファンキーにアレンジされた"Share Your Dreams"!あぁ~カッコイイ、本当にカッコイイ。そしてメドレーの"Childhood Love Afair~The Whole-Hearted Woman"これまた新曲!元々は1つの曲だったものをイントロのクリッフォードのソロを独立させたことからメドレーとなったそうだ。その際にイントロのタイトルを「Childhood Love Afair」つまり「子供の火遊び」としてくれという要望がでた。そして、"The New York City Strut"はライヴバージョンでフェイドアウトもちゃんと入っている。なんと心憎いサービスではないか!

再結成を切に望む次第です


BO KU TA CHI
24丁目バンド
コロムビアミュージックエンタテインメント

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24thストリート・バンド
24丁目バンド
コロムビアミュージックエンタテインメント

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A LONG VACATION/大滝詠一

2001年03月06日 | 名曲・名盤1981年
名前 = Griffin
タイトル = A LONG VACATION(1981年)
アーティスト = 大滝詠一
コメント = ご存知夏の定番アルバム。フィル・スペクターにインスピレーションを受けたサウンドは今聞いても古さを感じません。個人的には1曲目の「君は天然色」、8曲目の「恋するカレン」が好きです。稲垣潤一の「バチェラー・ガール」やラッツ&スターの「Tシャツに口紅」なども彼の作品ですよん。
 今ニッポン放送「高田文夫のヒバリー昼ズ」でTAKE2の東が「冷麺で恋をして」なる冷麺キャンペーンソングをうたっていますが、その元ネタも彼の「A面で恋をして」ですね。レコード屋で是非見ていただきたいのですが、そのCDジャケットは表題アルバムをパクってます。  


A LONG VACATION
大滝詠一, 松本隆, 大瀧詠一
ソニーミュージックエンタテインメント

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A LONG VACATION 20th Anniversary Edition
大滝詠一, 松本隆, 大瀧詠一
ソニーミュージックエンタテインメント

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Franke & the Knockouts/Franke & the Knockouts

2000年11月19日 | 名曲・名盤1981年
名前 = 元ラジオ屋
タイトル = FRANKE & THE KNOKOUTS(1981年)
アーティスト = FRANKE & THE KNOKOUTS
コメント = なんといっても、SWEETHEARTにつきます、日本人好みのマイナー3連譜、リードボーカルのFRANKE PREVITEの伸びのある歌声、もう最高です。ちなみに、このあと2枚レコードを出し、1st、2ndはCDで再発、3rdを含めたbest盤まで出ています。


Franke & The Knockouts
Franke & The Knockouts
Escape

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Was (Not Was)

2000年07月28日 | 名曲・名盤1981年
名前 = Earth Opera
URL = http://www.jade.dti.ne.jp/~aerie/index.html
タイトル = Was (Not Was)(1981年)
アーティスト = Was (Not Was)
コメント = 一応Funk絡みということで、Steve Forbertと並ぶDonとDavidの「衝撃のFirst Album」です。(P-Funkは濃すぎるかもしれないので)Industrial RockやSteely Dan、Michael Jackson路線に刺激を感じなくなり、PrinceにRick JamesやLakesideといった音を物色していた頃です。後年のBorn to Laugh at TornadosやWhat Up, Dog?の絢爛豪華さはないものの、AACMやMothers、そしてSnakeman Showに通じるAvant-Gardeなものがあり、気に入っていました。(MC5のWayne Kramer以外は、VocalのHarry Bowensや Sweet Pea Atkinsonはじめ、あまり知らない人ばかりでした。)Out Come The Freaksは、このAlbumのVersionが、Detroit的な泥臭さを満喫できて好きです。

Rhythm Country And Bluesの世界とは違うかもしれません。
念の為。


Was (Not Was)
Was Not Was
Island

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Rhythm Country and Blues
Various Artists
MCA

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Turn Back/TOTO

2000年06月11日 | 名曲・名盤1981年
名前 = アクア
URL = http://www.d5.dion.ne.jp/~aqua.f
タイトル = Turn Back(1981年)
アーティスト = TOTO
コメント = 「1st」がブレイクしてから3作目にあたる本作はフォリナー同様、奇しくも4作目に大ブレイクを迎える前の作品。ただクオリティ的にはバンドとして絶頂期を迎えており、「アフリカ」は本来のTotoのサウンドではないこともこのアルバムが示してくれている。ビデオクリップの「Live For Today」のラストでポーカロがスティックを放り投げる所にいたく感激しました。個人的には「1st」が好みでポーカロは5本の指に入るドラマーでした。そしてこれからも・・・。


ターン・バック
TOTO
ソニーミュージックエンタテインメント

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宇宙の騎士(紙)
TOTO
Sony Music House

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Greatest Hits/Queen

2000年06月08日 | 名曲・名盤1981年
名前 = アクア
URL = http://www.d5.dion.ne.jp/~aqua.f
タイトル = Greatest Hits(1981年)
アーティスト = Queen
コメント = 各国、選曲がアレンジされており「アンダープレッシャー」はデビット・ボウィとの競演。一押しアルバムは「世界に捧ぐ」で「伝説のチャンピオン」がシングルカットされていた。当時はキッス、ベイシティと共に全盛期を迎え勢いはこのアルバム以降、衰えたと思う。ミュージックライフの表紙を幾度も飾り、日本から世界へ逆輸入アーティスト第1号。その後、チープトリックも同じ道をたどるがクィーンほど息が長くなかった。音については語らずに有らず。


グレイテスト・ヒッツ
クイーン, フレディ・マーキュリー, ジョン・ディーコン, ブライアン・メイ
東芝EMI

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グレイテスト・ヒッツ Vol.2
クイーン
東芝EMI

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クイーン・ジュエルズ(CCCD)
クイーン
東芝EMI

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ジュエルズII
クイーン
東芝EMI

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TIME/E.L.O(Electric Light Ohchestra)

2000年02月08日 | 名曲・名盤1981年
名前 = ささ
タイトル = TIME(1981年)
アーティスト = E.L.O(Electric Light Ohchestra)
コメント = 小学生の時に出会って以来、「飽きないように気分のいいときにしか聴かない」、と決めているくらい、大好きなアルバムです。
 ELOといえば「Discovery」がこれと並んで有名ですが、アルバム一枚がまるで映画のように流れがあり、一度聴き始めると最後まで止める事ができない、というコンセプト性と完成度の高さで「TIME」が一枚上手だと思ってます。(1曲単位では「Discovery」の「Confusion」が最高ですねー。)部屋を真っ暗にして聴いていると、SF映画でも見ているような気分になれますよ。
 過去の投稿を拝見して,ELOファンが数人いらしたのでうれしい限りです。。。


タイム
エレクトリック・ライト・オーケストラ
ソニーミュージックエンタテインメント

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WINE LIGHT/GROVER WASHINGTON JR.

2000年01月07日 | 名曲・名盤1981年
名前 = パトリック
タイトル = ワインライト(1981年)
アーティスト = グローバー・ワシントン・ジュニア
コメント = 先日グローバー・ワシントン・ジュニア急逝の知らせに思わず絶句してしまいました。で、氏の追悼するべく投稿させて頂期待と思います。
 彼の代表作として「ワインライト」を上げることについて異論のある方はいないでしょう。ジャズとブラコンのエッチなエッセンスをかき集めるだけかき集めたようなひたすらソフト&メローなアルバムです。このアルバムにお世話になった方は非常に大勢いらっしゃることと思います。僕も「今夜は絶対×××スするぞ!!」という時には必ず「JUST A TWO OF US 」におすがりしてました。ビル・ウイザ-スの声がまたいいんです。僕はこのアルバムを聞くと夏の夜の都会を風を受けながらドライブしているような(隣にはもちろんボディコンのマブい(死語)ギャル!!)そんな風景をいつも思い浮かべます。彼のメロディーセンスとマ-カス・ミラーのアレンジセンスが見事に結晶したタダものではないアルバムであることを保証いたします。(マ-カス・ミラーはサンボーンといいG・ワシントン・Jrといい、人のアルバムのアレンジをやらせるとホントいい仕事するんですよね!!)最後に氏のご冥福をお祈りしたいと思います。

評価 音楽性 ☆☆☆ 先進性 ☆☆☆ 実用性 ☆☆☆☆☆☆☆


ワインライト
グローヴァー・ワシントンJr., グローバー・ワシントン・Jr.
イーストウエスト・ジャパン

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Aldo Nova/Aldo Nova

1999年11月05日 | 名曲・名盤1981年
名前 = turner-b
タイトル = Aldo Nova(1981年)
アーティスト = Aldo Nova
コメント = 器用貧乏ギタリストの1st。
 ジャケットからしてゴリゴリのギター弾きまくりアルバムかと思いきや、結構キャッチーなメロディに良く練られて歌うギター。この人マルチプレイヤーで、ほとんどの楽器を一人で演奏しています。曲調はボストンのようなスペーシーロックと、湿ったマイナーAORといった所。が、低予算らしくボストンやジャーニーがガス欠で宇宙まで飛び立つことが出来ず、夜中自宅のマンションに帰って来たみたいな音です。又、ボーカルがギター程の説得力と音量に乏しい為、その湿った曲調と相まって上記の2バンドのような開放感やゴージャスさがありません。
 何故私はこのアルバムに惹かれたのでしょう?(3rd位まで大好きでした)多分、ワイルドさを残しつつ丁寧に作られたメロディと、曲の一部となるように弾かれたギターでしょう。リピドー抱えたハードロック少年の当時はフラストレーションを感じざろう得なかったのですが、とても良いアルバムだと思います。
 ハード寄りのAORと捉えれば、結構傑作です。


アルド・ノヴァ
アルド・ノヴァ
Sony Music House

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Keane/Keane

1999年10月30日 | 名曲・名盤1981年
名前 = turner-b
タイトル = キーン(1981年)
アーティスト = キーン
コメント = 初めまして。1ケ月くらい前に拝見して、とても楽しみに読ませて頂かせて貰っています。それにしても、皆さんディープですね!
 私の推薦の名盤は、キーンの1stです。来年1月にCD化されるというニュースを発見して小躍り状態です。ラーセン=フェイトンバンドの1stと並んで、浮いた気分でも、リラックスしたい気分でも楽しめる稀なるアルバムです。ワルな気分にさせてくれる曲と、切なくてシットリされてくれる曲が散りばめられていて、捨て曲なし。その若さと、その若さの割には充分過ぎるキャリアがいい感じで現されていて、この時期だからこそ生まれた一枚という感じです。


Keane
キーン
クール・サウンド

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マイ・マン/浅川マキ

1999年10月21日 | 名曲・名盤1981年
名前 = 斉藤 洋
タイトル = マイ・マン(1981年)
アーティスト = 浅川マキ
コメント = 浅川マキはロック/ジャズ/フォーク/ブル-ス等あらゆるジャンルを超越して、自分の世界を創造した我が国でも数少ない偉大なシンガーソングライターであり、ある面でジョニ・ミッチェルに通じるものがあると思う。アンダーグラウンドという言葉が良く似合う暗いには違いないがリスナーを引きずり込んでしまう不思議な魅力がある。80年代前半に新宿ピットインで『浅川マキセッション』があり、見に行ったがドラムス1本だけをバックに歌い上げた曲があり、こんな芸当は彼女だけだと思い感嘆した。
 さて、このアルバムは通算13枚目にあたるもので当時静かなブームとなり、後に「幻の男たち」というビデオも発売されたきっかけでもある。共演者は海千山千で油の乗り切ったベテランジャズメンと当時新進気鋭の本多俊之をPianoとArrange担当の渋谷毅がバランスよく組み合わせ、全体として人間臭さがブイブイと匂ってくるコクのあるアルバムである。あの板橋文夫の「グッドバイ」に歌詞をつけて唄ってしまうという発想は他の人では考えもつかないものだ。浅川マキの音楽性を知る上で良いアルバムと思う。


マイ・マン
浅川マキ
東芝EMI

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Mel Torme And Freinds/Mel Torme

1999年06月09日 | 名曲・名盤1981年
名前 = Earth Opera
URL = http://www.jade.dti.ne.jp/~aerie/vinyl.html
タイトル = Mel Torme And Freinds(1981年)
アーティスト = Mel Torme
コメント = 6月5日(1999年 73歳)にお亡くなりになったとのNewsを読み、採り上げてみました。
 4歳の時から人前で歌っていたと言われ、広い音域、無理のない発声、抜群の音程はもちろん旋律の崩し方の見事さに加え、早い曲も遅い曲も見事にこなす非常に歌のうまい人です。
 これは70年代ちょっとご無沙汰の御大が、80年代見事に復活したLive Album(Was (Not Was)のSecondにも入っていたような...。会場のMarty's(New York)は所謂Jazz ClubではないのでNew York State Of Mind(Billy Joel)、Silly Habits(Janis Ian)、Wave(Antonio Carlos Jobin)なども演目に私は、Summer Timeなど"Porgy And Bess"Medley(Gershwin)のほかLove For SaleやMountain GreeneryやTake A Letter Miss Jonesなどの同時期のIron Maidenを上回る疾走感が好き。
 基本的には Piano Trio伴奏にGuest参加有りのJazz Vocal Albumですが、Pops系の私はおしゃれで高品質なAORの名盤と捉えて高尚?な本格Jazz Fanだけに聴かせておくのはもったいないと思い、AOR物のお好きな方にお薦めする次第です。50代半ばの作品ですが、Rock系のVeteran Vocalistの中で最初にこの域に達するのは誰か興味のあるところ。
 お気に召しましたらグラミー受賞のGeorge ShearingとのConcord盤やAt The Crescendoあたりもお試しあれ。


Live
Mel Torme
DCC

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Tin Drum/Japan

1999年04月08日 | 名曲・名盤1981年
名前 =幸田露伴
タイトル = Tin Drum(1981年)
アーティスト = Japan
コメント = どのようなカテゴラズも不可能なワンandオンリーな ロック、それがジャパンです。
 デヴィッドシルビアンの太いボーカル。スティーブジャンセンの正確無比なリズムキープ。ミックカーンの予定調和無視の生き物の様なフレットレスベース。リチャードバルビエリが奏でる伝説のアナログシンセ、 プロフェット5の音色。それらが渾然一体となったジャパンの音楽は今なお多くの ミュージシャンに影響を与え続けているとおもいます。
 かれらはルックスの奇抜さから単なるアイドルグループとして売り出されましたが、それぞれが一流のミュージシャンとして自己を確立していく様をリアルタイムで共有できたことは自分にとっての誇りでもあります。
 このアルバムはかれらにとって最後のものであり、また完成度の点からいってもUKロック史上に残る傑作だとおもいます。なかでもGOUSTSは内省的な詩を独特の音空間で表現したすばらしい曲です。
 はじめて聴く人には少し難解に感じるかもしれませんが、聞き込むほどに不思議な魅力をかんじられるのではとおもいます。


錻力の太鼓
ジャパン
東芝EMI

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錻力の太鼓 (CCCD)
ジャパン
東芝EMI

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