名前 = YUKIO
URL = http://www.ne.jp/asahi/yukio/hello/
タイトル = Takin' It to the Streets(1976年)
アーティスト = The Doobie Brothers
コメント =今日たまたまTVで2004年のWolf Trapのライヴをやっていましたので、選んで見ました。一般的には後期ドゥービーズは78年の『Minute By Minute』がWhat a Fool Believesのヒットとともに有名ですが、この『ドゥービーストリート』(邦題)は、ドゥービーズがドラスティックな変化を遂げた後期ドゥービーズの幕開けとなる記念すべきアルバムといえます。
多分今ならTakin' It to the Streetsをアルバムトップに持ってくるでしょうけど、ファンに配慮していきなりマイケル・マクドナルドのナンバーで始まることを避けたのか、1曲目はドゥービーズらしいギターのカッティングのWheels of Fortuneで始まりますが、マイケルの曲調とバランスを取ったかのようなクリアなサウンドは、今までにない都会的な洗練されたものになっています。2曲目のTakin' It to the Streetsでマイケル・マクドナルドの登場となりますが、これはトム・ジョンストンが完全に復帰して前期ドゥービーズに戻った現在でもレパートリーになっている名曲です。数年前の日本公演でもシャープに決めてました。
マイケルのナンバーはほぼ1曲おきに配置され約半分を占めますが、注目したいのは、パット・シモンズ他オリジナルメンバーの曲がことの他良いということです。ジェフ・バクスターのジャジーなギターソロが素晴らしい8th Avenue Shuffle、マリア・マルダー参加のRio、ソウルフルなタイラン・ポーターのFor Someone Specialなどマイケルの参加に刺激を受け触発されたかのように粋な曲集になっています。当時病気だとかでほとんど参加していなかったトム・ジョンストンはTurn It Loose1曲のみの提供ということでちょっと寂しい限りですが、空間を感じさせるエンジニアリング処理のせいか浮いてしまうことなく他の曲とうまくなじんでいます。
Takin' It to the Streets/The Doobie Brothers
1.Wheels of Fortune(Baxter, Hartman, Simmons)
2.Takin' It to the Streets(McDonald)
3.8th Avenue Shuffle(Simmons)
4.Losin' End(McDonald)
5.Rio(Baxter, Simmons)
6.For Someone Special(Porter)
7.It Keeps You Runnin'(McDonald)
8.Turn It Loose(Johnston)
9.Carry Me Away(Baxter, McDonald, Simmons)
1976年といえばウエストコーストロックの最盛期がやや過ぎて陰りが見え始めた時期でもあり、Boz Scaggsの『Silk Degrees』が発表されるなど時代はソフト&メローなAORやフュージョンへという時期でこのアルバムはそんな時代の流れにのってうまくブルーアイドソウル路線に方向転換をはかったものと言えると思います。土の香りぷんぷんの前期もいいけどいきなり都会的になった後期も甲乙つけがたく好きですね...
[1976年リリースの主要なアルバム]
Presence/Led Zeppelin
No Reason To Cry/Eric Clapton
Hotel California/Eagles
The Pretender/Jackson Browne
Chicken Skin Music/Ry Cooder
Year Of The Cat/Al Stewart
Certified Live/Dave Mason
Fire Fall/Fire Fall
Boston/Boston
Rocks/Aerosmith
http://www.doobiebros.com/
前期ドゥービーズの中では『The Captain and Me』や『Stampede』の影に隠れがちなアルバムですが、この74年の『ドゥービーズ天国』(邦題)はBlack Waterという名曲や最近のレパートリーにもなっているコーラスが美しい佳曲Another Park, Another Sundayなど良い曲が揃っている隠れた名盤と言えます。
URL = http://www.ne.jp/asahi/yukio/hello/
タイトル = Takin' It to the Streets(1976年)
アーティスト = The Doobie Brothers
コメント =今日たまたまTVで2004年のWolf Trapのライヴをやっていましたので、選んで見ました。一般的には後期ドゥービーズは78年の『Minute By Minute』がWhat a Fool Believesのヒットとともに有名ですが、この『ドゥービーストリート』(邦題)は、ドゥービーズがドラスティックな変化を遂げた後期ドゥービーズの幕開けとなる記念すべきアルバムといえます。
多分今ならTakin' It to the Streetsをアルバムトップに持ってくるでしょうけど、ファンに配慮していきなりマイケル・マクドナルドのナンバーで始まることを避けたのか、1曲目はドゥービーズらしいギターのカッティングのWheels of Fortuneで始まりますが、マイケルの曲調とバランスを取ったかのようなクリアなサウンドは、今までにない都会的な洗練されたものになっています。2曲目のTakin' It to the Streetsでマイケル・マクドナルドの登場となりますが、これはトム・ジョンストンが完全に復帰して前期ドゥービーズに戻った現在でもレパートリーになっている名曲です。数年前の日本公演でもシャープに決めてました。
マイケルのナンバーはほぼ1曲おきに配置され約半分を占めますが、注目したいのは、パット・シモンズ他オリジナルメンバーの曲がことの他良いということです。ジェフ・バクスターのジャジーなギターソロが素晴らしい8th Avenue Shuffle、マリア・マルダー参加のRio、ソウルフルなタイラン・ポーターのFor Someone Specialなどマイケルの参加に刺激を受け触発されたかのように粋な曲集になっています。当時病気だとかでほとんど参加していなかったトム・ジョンストンはTurn It Loose1曲のみの提供ということでちょっと寂しい限りですが、空間を感じさせるエンジニアリング処理のせいか浮いてしまうことなく他の曲とうまくなじんでいます。
Takin' It to the Streets/The Doobie Brothers
1.Wheels of Fortune(Baxter, Hartman, Simmons)
2.Takin' It to the Streets(McDonald)
3.8th Avenue Shuffle(Simmons)
4.Losin' End(McDonald)
5.Rio(Baxter, Simmons)
6.For Someone Special(Porter)
7.It Keeps You Runnin'(McDonald)
8.Turn It Loose(Johnston)
9.Carry Me Away(Baxter, McDonald, Simmons)
1976年といえばウエストコーストロックの最盛期がやや過ぎて陰りが見え始めた時期でもあり、Boz Scaggsの『Silk Degrees』が発表されるなど時代はソフト&メローなAORやフュージョンへという時期でこのアルバムはそんな時代の流れにのってうまくブルーアイドソウル路線に方向転換をはかったものと言えると思います。土の香りぷんぷんの前期もいいけどいきなり都会的になった後期も甲乙つけがたく好きですね...
[1976年リリースの主要なアルバム]
Presence/Led Zeppelin
No Reason To Cry/Eric Clapton
Hotel California/Eagles
The Pretender/Jackson Browne
Chicken Skin Music/Ry Cooder
Year Of The Cat/Al Stewart
Certified Live/Dave Mason
Fire Fall/Fire Fall
Boston/Boston
Rocks/Aerosmith
http://www.doobiebros.com/
Takin' It to the StreetsThe Doobie BrothersWarner Bros.このアイテムの詳細を見る |
What Were Once Vices Are Now HabitsThe Doobie BrothersWarner Bros.このアイテムの詳細を見る |
前期ドゥービーズの中では『The Captain and Me』や『Stampede』の影に隠れがちなアルバムですが、この74年の『ドゥービーズ天国』(邦題)はBlack Waterという名曲や最近のレパートリーにもなっているコーラスが美しい佳曲Another Park, Another Sundayなど良い曲が揃っている隠れた名盤と言えます。