何だかな~Podcasting

2005年08月28日 |  SNOWMAN's BLOG
 聴いてはいるものの今ひとつその存在意義がわからないのがこのPodcasting。10年前にインターネットが普及しだしてHP(Web Site)が出て来た時とよく似た状況とも言えますが、もう少し展開待ちかな。

 ひとつのネックは、このPodcastingなるものはダウンロード形式のため、著作権の関係で自由に音楽を流せないことでしょうか。例えばJ-WAVETOKIO HOT 100 Podcastingなどはクリス・ペプラーのDJにのって今にも音楽が流れそうな文脈の中で結局言葉のみで終わってしまい欲求不満が残ります。

 そんな状況の中で、唯一?音楽が聴けるのがiTunes New Music Tuesdayという本家の番組くらいかな。英語ではありますが、短いながらも結構高音質で音楽が聴けます。ちゃんと著作権処理にお金かけてるんでしょうかね。

ちなみに今私が登録してある番組をあげますと、

iTunes New Music Tuesday
上述
TOKIO HOT 100 Podcasting
上述
GOOD MORNING TOKYO J.LEAGUE FROM THE PITCH
J-WAVEのジョン・カビラDJのサッカー情報番組
Honda SWEET MISSION
FM東京のOL向け風な海外情報番組
ほぼ日刊イトイ新聞 Podcast
よくわからないけどずっとみうらじゅんが語ってます。
オーケイウェブQ&Aニュース
Q&AのBBSをそのまま朗読したような怪しいムードの番組
Podcast Now!
Podcasting入門サイトの番組

こんな感じですが、面白いPodcastingの番組あったら是非教えて頂きたいものです...



夏バテはAORで癒す?

2005年08月22日 |  SNOWMAN's BLOG
 最近はいわゆるAORというものは、あまり聞かなくなってしまいましたけど、「これからの時期に!っていうAORは何かありますか?」とリクエストがありましたので、夏バテと夏休み疲れの貴方と私のために、たまにはAORもいいかなと適当にかいつまんでみました...


Perfect Island Nights
Bobby Caldwell
Music Force Media Group
2005
  パーフェクト・アイランド・ナイツ
ボビー・コールドウェル
ビクターエンタテインメント
2005

まずは最近のものを一枚。AOR界の御大が久しぶりにAORなアルバムで戻ってきました。ボビーさんは初期の2~3枚聞けば事足りるという感じもありますが、初期のアルバムにあったアレンジの単調さや薄さは流石にこのアルバムでは感じられませんね。なかなか佳曲揃いの好盤といえます。スキヤキのカヴァーも入ってますし...。ジャケのセンスは国内盤のほうが微妙に良いです...というか輸入盤のイラストやフォントが今ひとつダサい。

というわけで以下はAOR時代の名盤の中から夏向けのアルバムを紹介してみましょう。

ギヴ・ミー・ア・ブレイク
ビル・ハウス
BMGファンハウス
1974

74年というとニック・デカロの『イタリアン・グラフィティ』というAORの名盤もありますが、まだ一般的にはAOR前夜であり、このアルバムは先端的だったわけですね。バリー・マンの『サヴァイヴァー』にも参加し、テリー・メルチャーとブルース・ジョンストンがプロデュースしたこのアルバムはAORの裏名盤でもあります。名曲「アトランタ」に泣いてください。

ミスター・ラッキー
フールズ・ゴールド
ソニーミュージックエンタテインメント
1977

イーグルスの後押しを受けてデヴューしたウエストコーストロックバンドの2ndアルバム。ポップで爽快でメローな音はまさに夏向きでしょう。西海岸AORの裏名盤。

アメリカン・ジプシーズ
ゴールドストン&トム
ワーナーミュージック・ジャパン
1977

AORユニット、ファー・クライとしてのほうが有名ですが、そのファー・クライの前身時代の作品。ファー・クライのほうはどちらかというとスティーリー・ダン的なドライなテイストでしたが、こちらはもう少しウェットで柔らかな肌触りの普遍性のあるアメリカンロックという感じです。あまり夏向けじゃないかもしれませんが「アメリカン・ジプシー」という名曲を収録するなど、やはり裏名盤といえるでしょう。

デイン・ドナヒュー
デイン・ドナヒュー
ソニーミュージックエンタテインメント
1978

ジャケからして夏の夜あるいは粋な大人の音楽という感じです。テレンス・ボイランのプロデュースということですが、歌の節回しやサウンドもテレンス・ボイラン風というのがちょっと笑えますが、ラリー・カールトンらの熱演も素晴らしい好盤。

オアシス
ジミー・メッシーナ
ソニーミュージックエンタテインメント
1979

いわずと知れたジミー・メッシーナ一世一代の名盤。ジャケの通りトロピカルなラテンフレイバーやフュージョンを取り入れた爽やかな音は夏の定番でしょう。AORの超定番名曲「シーイング・ユー」も収録。

ドリーム・マスター
ビル・ヒューズ
ソニーミュージックエンタテインメント
1979

当時はディック・セント・ニクラウスとともに関西のほうから人気が出たというふれこみでした。D.C.ニクラウスのほうはいかにも流行のB級AORという感じでしたけど、こちらはお薦めです。アコースティックで暖かみのある音楽は今聞いても十分訴求力があります。特に体の疲れている人には効きますよ。今風に言えば癒しのフォーキーAORという感じでしょうか。是非あなたの名盤リストに加えてあげてください。

夏にMAHALO

2005年08月17日 |  SNOWMAN's BLOG


 常夏ではなくて常磐のワイハに行って来ました(笑)...
まだまだヘルスセンターの域は出ていませんが、ショーは結構楽しめました。
 ランチタイムの地震にはちょっと動揺しましたけど...あれが不吉の前兆だったとは。そのあと携帯はなくすは、タイヤはパンクするはでけっこう悲惨な短い夏休みでしたが、何はともあれ無事帰還。携帯もタイヤも復旧しようやく一息です。
 夏ってとても楽し~いですね...

道中のBGMはカラパナ、セシリオ&カポノ、サマー、アウディ・キムラ他以下のような感じをシャッフルで。
まだライ・クーダーをかなり引きずってますけどね...

Gabby Hawaiian Band vol.1
Gabby Pahinui
1975
  Pahinui Brothers
Pahinui Brothers
Bmg/Private
1992

 ギャピー・パヒヌイに惚れ込んだライ・クーダーがハワイに向かいレコーディングしたのがこの『Gabby Hawaiian Band vol.1』(vol.2もあります)。ライ・クーダーはマンドリンを中心にプレイしており、ニック・デカロもストリングスなどで参加しています。このアルバムが上記『チキン・スキン・ミュージック』にさらには『ブエナビスタソシアルクラブ』に繋がっていくのですね~。この懐かしく暖かい音、ハワイならではの温湿度感いいです。
 『Pahinui Brothers』はギャピー・パヒヌイの息子達がライ・クーダーらとつくったアルバム。デヴィッド・リンドレイ、ジム・ケルトナー、ヴァン・ダイク・パークス、ドゥワイト・ヨーカム、ニック・デカロら参加しています。こちらはかなりコンテンポラリーな音です。

Sacred Island
Taj Mahal & the Hula Blues Band
Private Music
1998
  Hanapepe Dream
Taj Mahal & the Hula Blues Band
Tone Cool
2001

 ライ・クーダーの師匠ともいえるタジ・マハールです。ハワイに住んでいるそうで地元のミュージシャンと組んだのがこのHula Blues Band。ハワイアンとかブルースというより、ジャワイアン、カリビアンといったほうが良い音楽かもしれません。哀愁のあるタジ・マハール流のアイランド・ミュージックと言えます。

We Are the Children
Country Comfort
Hoc
1975

 サイラス・ファーヤーがプロデュースしたハワイアン・フォーク・ロック。名の通りカラパナやセシリオ&カポノに通じる爽やかさを感じさせるコンテンポラリー・ハワイアン・ミュージックです。晴れた夏の朝まだ涼しい時間に最適のBGMでしょう。

ハワイアン・スティール・ギター
山内雄喜
リスペクトレコード
1998

 『ウクレレ・ハワイアン・スタイル』『プレイ・ザ・スラックキー・ギター』と合わせてハワイの楽器3部作として楽しむと良いでしょう。この『ハワイアン・スティール・ギター』にはギャビー・パヒヌイのナンバーの他ライ・クーダーの『チキン・スキン・ミュージック』よりYellow Roses~Sweet Someoneも収録されています。

Chavez Ravine/Ry Cooder (2005)

2005年08月12日 |  SNOWMAN's BLOG
 Ry Cooderのソロ名義としては1987年の『Get Rhythm』以来の作品にはなりますが、18年ぶりというより1997年の『Buena Vista Social Club』や2003年『Mambo Sinuendo』(Ry Cooder & Manuel Galb?n)の流れかなという感じの新作です。チカーノ版ブエナビスタって感じもあります。

 軽やかでポップな1曲目は70年代ののどかな『Chicken Skin Music』や『Paradise and Lunch』を彷彿とさせるテックスメックス調、2曲目もリチャード・ボナ風の明るい曲でよしよしという感じでしたが、全体としてはインストの前作『Mambo Sinuendo』を歌ものにしたようなやや重めのキューバンラテン色がやや強いという印象です。時々ブラジル音楽的な浮遊感やジャジーな感覚も織り交ぜる広い意味でのアメリカーナもしくは現代に息づくバーバンクサウンドか。実際、このアルバムは同時に映画化も検討されていたというからバーバンクサウンドという言い方もあながち間違いではないかもしれません。架空の映画のサウンドトラック盤という感じでしょうかね。

 70年代はロック側から見てボーダーミュージックとしてのバランスが取れていた感じでしたが、今はボーダーの向こう側に行ってしまったんじゃないかとさえ思いますが、キューバ遍歴を終えてそろそろアメリカ本土に腰をすえて気持ちのよいミクチャーボーダーサウンドを展開する活動へシフトするんじゃないかという今後への期待が持てる一枚です...


↑参考サイト


http://www.ryland-cooder.com/
  Chavez Ravine
Ry Cooder
Nonesuch



Chicken Skin Music
Ry Cooder
Reprise
 Paradise and Lunch
Ry Cooder
Reprise

私的には70年代中頃のゆるくレイドバックした『Chicken Skin Music』や『Paradise and Lunch』が好きです。ハワイアンに関心を持つようになったのもライ・クーダーの影響ですね。まさにルーツミュージックの伝道師ここにあり。

Mambo Sinuendo
Ry Cooder & Manuel Galban
Nonesuch/Perro Verde
 Buena Vista Social Club
RY COODER
Wea/Atlantic/Nonesuch

ブエナ☆ビスタ☆ソシアル☆クラブ
DVD/バップ

コンパイ・セグンドに続き、先頃イブライム・フェレールも亡くなってしまいましたが、ボーダーの完全に向こう側の作品ではありますが、DVD、CDともにライ・クーダーの代表的な偉業といえます。キューバのお爺ちゃん達に合掌。日本公演の熱演がよみがえります。

一枚選べない症候群

2005年08月08日 |  SNOWMAN's BLOG
 さてと最近入手したCDは大体聞いたし、取りあえず未聴のCDはなくなったなぁ、次は何を聞こうかと腕組みをしながらCD棚を眺め、しばしたたずむこと数分(いきなり後ろ姿で失礼します...)。しかし、これがまたなかなか選べない。適当に選べば良いのだろうが、あ~全く選べない。一枚選ぼうとするとウ~ンいや待てよ、やっぱり最近この辺聴いていないなぁなど目移りがしたり、聴く前にすでに音がイメージできてしまったりして、結局今聴くCD一枚を選べずに聴くこと自体を諦める...苦笑。一体いつからこんな体質になってしまったのだろうか...

 そういう時に重宝するのが、iTunesやiPodのシャッフルプレイ。このころは新しくCDを買った時以外はほとんど、家でも車でもお風呂でも(笑)すっかりシャッフルプレイ依存症に陥っております...

 ところで iTunes Music Store のサービスが日本でも始まり、取りあえず使ってみなけりゃわからんだろうと、子供が聞きたいという Def Tec の My Way という曲を購入してみました。Apple Store のアカウントがあったので、それはそのまま iTunes Music Store のアカウントにできりようで即DLできました。「1曲150円だからレンタルでいらない曲の入ったCDを借りるより安い」とは子供の弁。DL したファイルはジャケ画像付きで、フォーマットはAAC128kbpsらしいけど音はなかなか高音質です(わざわざマスター音源からリップしてるというのは本当でしょか?)。一枚選ぶ時代から一曲選ぶ時代の始まりでしょうかね...

Apple iTunes Music
プリペイドカード 5,000円 [MA164J/A]

アップルコンピュータ

Apple iTunes Music
プリペイドカード 2,500円 [MA163J/A]

アップルコンピュータ

Derek Trucks で DVD オーサリング入門中

2005年08月01日 |  SNOWMAN's BLOG
 最近某CSでやってたデレク・トラックスのライヴ映像を録画しておいたのですが、なかなか素晴らしいのでこれをDVDにしてみようと思いたちました。我が家にはまだHDDレコーダーがありませんので、まずVHSの画像をIBookG4にMacに付属のiMovieで8ミリデジタルハンディカム経由で映像を取り込み、iMovieでトラック分け、切り出しなどを行います。

 次にiMovie上から同じく付属のiDVDを起動すると自動的にDVDの作成画面になります。ここでメニューの背景をプリセットのテーマから選びメニューのBGMをiTunesのライブラリから選びます。そしてiMovieでトラック分けしておいた各クリップをDVDのチャプターとして指定すればデータは完成します。とここまではお~結構プロっぽいことが簡単にできるな~と感動しておりました。Mac伝統美しきアプリの連携プレイですね。

 最後はiDVDでそのままDVDに焼くという行程になります。たかだか25分程度の映像なのでDVD焼きの経験からせいぜい1時間くらいでできるかと思いきや、さにあらず。どうもムービーデータをDVDデータに変換してから焼きに入るようで、初回はデータに変換中にエラーしかも2時間くらいしてから。調べてみるとこの作業はマシンにとってかなりヘヴィーなようでMacOSXと言えどもマルチタスクで他のことはしないほうが良いとのことらしいです。時間のかかることが判明したので2回目は寝てる間に行い、朝起きると無事DVDは焼き上がっていましたとな...一体何時間かかったのだろうか???焼き増しはこの方法じゃなくて通常のDVDコピーのほうがはるかに生産性は高いと思われます。近々試供盤などもつくってみましょうかね。

今回編集した映像トラック
1.So Close, So Far Away
 アルバム『Joyful Noise』よりデレクのオリジナル。
2.Gonna Move
 スーザン・テデスキのアルバムに収録されている曲です。
3.Interview
(インタビュー)
4.Cheesecake
 デクスター・ゴードンのジャズ・ナンバー、デレクのギターはノンスライド。
5.Joyful Noise
 これもデクスター・ゴードンのナンバーで『Joyful Noise』の表題曲。

 ちなみにメニュー画面のBGMはSoul Serenade/Rasta Man Chantにしました。元映像が今一つでダビングしているので、最終的な画室は今三くらいで特に大画面だとちょっと厳しいクオリティですが、まぁ動くデレク・トラックスは十分堪能できるかと...

 一応簡単にデレク・トラックスのことを紹介しておきますと、オールマン・ブラザーズ・バンドのドラマー、ブッチ・トラックスの甥っ子で、9歳ころからツアー活動を始めており、現在はオールマン・ブラザーズ・バンドのギタリストでもあり、自らデレク・トラックス・バンドを率いています。昨年はブルース・カーニバル等に出演のため来日し、華麗なスライド・ギター・テクニックをみせつけて行きました...これは凄かったですね。ブルースを基調にジャズのスタイルも取り入れた正確かつ流麗な独特の音階やフレージングに強烈な個性を感じます。ちなみに奥さんはスーザン・テデスキという美形のブルースシンガー/ギタリストですね。


左手のボトルネックは薬指、右手はフィンガーピッキングで人差し指と中指をメインに時々親指も使うスリーフィンガースタイル...でも薬指も使っているように見えるなぁ...フォアフィンガーか???。

ネックの長さをフルに使いながら正確なピッチと微妙な音程を使い分ける独特なフレージングは唯一無比な存在かもしれませんね。

http://www.derektrucks.com/



Soul Serenade
The Derek Trucks Band
Columbia
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 Joyful Noise
The Derek Trucks Band
Columbia
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ジャジーなSoul Serenade、ブルース&ワールドミュージック系のJoyful Noiseどちらもお薦めです。特にジャズにスライドギターを持ち込んだSoul Serenadeは新しい試みではないでしょうか。

ライヴ・アット・ジョージア・シアター
デレック・トラックス・バンド
ソニーミュージックエンタテインメント
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Wait for Me
Susan Tedeschi
Tone Cool
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自身のギターもフィーチュアしたポップ感のあるブルースロック。旦那のデレック・トラックスも客演しています。

Hittin' the Note
The Allman Brothers Band
Peach/Sanctuary
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今のところオールマンズの最新オリジナルかな。ウォーレン・ヘインズとデレック・トラックスのツインギターは往年のデュアン&ディッキーに匹敵するくらいの強力なメンツかも。是非来日して頂きたいものです。