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会社で働いて、貰っているのは賃金ですか?

2016年02月25日 | 日々の出来事

会社に行って働いて、その代償(対価)として、会社から受け取っているのは、

賃金ですか?

で有れば、賃上げ闘争とか、賃上げ交渉と言うのは、正しいですね。

しかし、「今日は嬉しい○○日」の○○に賃金と入れて使っていますか?。

使いませんね、ではなんと言っていますか?

そう、一般に給料と言ってはいませんか?

 

「賃金の事を給料と言っているだけだから、別におかしくは無いぞ」

とおっしゃいますか・・・

 

いえいえ、とんでもなく大きな、乖離が有るのですよ。

内職をやったことがありますか?

経験の無い方でも、どんなシステムで働いて、収入を得ているかは、

ご存知でしょう。

 

先ず出社はしない、働く材料は会社が運んでくる、

出来上がったものは、引き取りに来てくれる。

仕事は、一つ幾ら かが決められていて、.自分が出来る数を約束し、

集配時間も約束します。

単価×数量で支払われます。

この方式を賃金といい、専門用語で、「労働の対価」と呼んでいます。

解りやすく言えば、働いただけ支払われるものです。

 

一方、多くの企業に勤めている人々は、朝何時から夜何時まで働くこと、

会社が納得する理由が有って、遅れてきたり都合で早く帰った場合は、

一か月の契約金から、六分単位でカットされます。

要するに、どれだけ仕事をしたかではなく、どれだけ会社が

時間を拘束したか、で支払います。

拘束時間だけでは、仕事が早い人とか、出来栄えが良いとか、

他の技術力の劣る人等の面倒見がよい等も評価し、加点します。

これを「人事考課」といい、出世や昇給に影響させます。

これを、賃金の場合の「労働の対価」に対し「労働力の対価」と呼んでいます。

労働の対価は実績で有り、労働力の対価は期待値であることが、

お解りになりましたね。

 

 

一般の会社勤めの場合、この「労働力の対価」で、支払い額が決められる

ことがお解りですね。

そしてそ、の支払われるお金は「給料」と呼ばれ、サラリーマンの中、

いや国民の中に浸透しています。

 

給料をもらっている方々、給料と賃金の持つ、絶対とも言える

意味合いの違いが、理解できても尚「賃上げ」と言い続けますか?

 

 

先日、安倍総理もメディアを前にして、

「利益を出している大企業は、賃上げに協力してほしい」

と言っていました。

彼も解っていないようです。

 

 

 

 



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