昨日のことである。
朝、カルガモの巣を見に行った時には、雛は見えなかった。
夕方から、ひどい雨が降り、雷が鳴り、強風が吹き荒れた。
子を守る親鳥にとっては厳しい天候になった。
幸いにして、それもしばらくすると止み、東の空に虹が架かった。
雨上がり、再度カルガモを見に行ってみると、母親のおなかのあたりに雛が動いているのが見えた。
朝、見に来た時は見えなかっただけで、実は、何日も前に雛にかえっていたようなのだ。
しっかりと、母鳥が羽で覆い、雛を隠していたので全く確認できなかった。
一夜明けて、今朝。
早速、双眼鏡を持ち巣を覗きに行くと、そこに居るはずのカルガモの親子がいないではないか・・・?
そのうちやってきた来た池の管理人さんに訊くと、今朝6時頃に来た時には親子そろっていたという。
その後しばらくしてカラスが心配で見に来た時には、すでに親子は引っ越してしまった後だったという。
「なにかに襲われた形跡(羽など)が無いので、無事のはず」
「近くにある水路の安全な場所に、子を隠したのだろう」というお話であった。
急にいなくなったのは寂しい。
抱卵を知ってからずっとカラス一家に対峙してきたので、その餌食にならなかったようなのでホッとしている。
昨夕の虹は、カルガモ親子にとって、新たなる生息地への「架け橋」の前兆だったのか・・・。
ところで、お父さん鴨はどこで、何しているんだろう?