昨年暮れに、風呂の排水口の掃除をしたのだが、うっかりやったことでエライ苦労をしてしまった。
排水口には下水から臭気が上って来ないように、「排水トラップ」という仕組みが設けられている。
その一部に、このようにセットする部品(プラスチック)があり、掃除の時は簡単に取り外しができる。
この上に重ねて、髪の毛などをからめとる網状のパーツをセットする構造になっている。
掃除が終わって、セットする時にうっかり上下逆にセットしてしまい、どうやっても取り外せなくなってしまった。
パッキンが硬く締ってしまったようである。
排水が流れないわけではないので問題は無いにしても、どうも気持ちが良くない。
無い知恵を絞って対策を考えた。
結論は、取り外せなくなった部品をカットして取り外し、部品は新たに購入して付け替えることにした。
NETで探すと、互換性のある部品もあることが分かり注文をした。
それとは別に、何とかしっかりはまってしまった部品を取り外すことも諦めきれなかった。
ものは試しで、潤滑剤をきつく締っているパッキン部分にスプレーし、浸透するまでしばらく置いた。
再度ハマったままの部品をひねってみると、なんと、カチッという音とともにはずれたではないか。
あとは正常な形でセットするだけである。
注文しておいた部品が配達された時には、元の通り修復が終わっていた。
そんなわけで、届いた部品は全く無駄になってしまった。
正月早々に起きたお粗末な出来事であるが、この経験から、もう二度とこの失敗は繰り返さずに済みそうである。