この暑さをものともせず「オニユリ」が咲く。
真夏のカンカン照りが続いても平気な、まさに真夏の花と言えよう。
小学生の頃、オニユリの花に飛んでくるアゲハ蝶を追いかけていて、赤い花粉をシャツにつけしまうことがあった。
花粉をつけて帰ると、母親に小言を言われたものである。
この花の花粉は、洋服に着くとなかなかとれにくいようである。
葉の付け根に「むかご」が付くのも、一つの特徴である。
我が家に咲いているオニユリは、田舎のお隣の庭で拾ったむかごから育てたものである。
さらに、毎年、地面に落ちた「むかご」のいくつかが芽を出して増えている。
ほとんど手のかからない丈夫な花である。