公園の池には蓮の花がきれいだ。
蓮の奥にある花しょうぶが、カルガモの巣になっている。
毎日一度は、双眼鏡を携えて見に行くのが日課となり、無事に卵を温めている様子が見えるとホッとする。
カルガモの巣があることを知った人は、子の誕生を楽しみにしている。
この池を管理する人は、柵を越えて池に入ろうとするわんぱく坊主たちを叱り、カルガモを刺激しないようにしている。
これから、猫、へび、カラスなどの餌食にならないかも心配である。
特に、この公園で巣を作り、この間巣離れしたカラス一家の存在が気になる。
木から一家が池に舞い降りてくるのを見ると、心配になってしまう。
先日、池のそばの木の上にとまった一家を、ピストル(もちろん音のみ)で脅して追い払っているひとも見た。
私の武器は、この前、竹で作った威力の弱い「えのみ鉄砲」である。
それでもパーンという音は怖いらしく、カラスは一目散に木から飛び立って行った。
カラスが「あそこに近づくと鉄砲に狙われて危険だぞ」と学習してくれたらいいなと思う。
しばらくカルガモの子が無事にかえるのを応援したい。