私の信念が････

Sクリニックに行き、健康診断を受けた後で、先生が、「ウルソ、もう、やめたって、いいよ」とおっしゃる。
私が、飲み続けることの、ストレスを、軽く口にしたせいだけれど････。

何かちょっと、拍子抜けする。
胆嚢摘出後３年、ずっと欠かさず飲み続けてきた。
そうしなければいけないと、固く信じ、そして、飲み続けることでの安心感が、プレッシャーをはねのけてきたというのに････、である。

「どうする？」と聞かれ、
「私に聞かれたって････、」と言ってしまった。「そんな････」という思いだった。

少し、私の意見を言った。
分かって下さった、と思った。その上で、飲む量を少し減らせてみよう、ということになった。

あとで、ずっと考えてしまった。
先生がそうおっしゃるなら、結局、やめようと思った。

飲むことがいいのか、そうしなければいけないのか、その判断は、ひとそれぞれになる。
先生がそうおっしゃるのなら、それもひとつの考え方で、それに従うのも、ひとつの方法だろうと思った。

病気の治療は、医師の判断にかかっているのだけれど、それは、その医師によるところも、大きい。
何が、自分にとってベターかは、その時によって違うと思うけれど、私は今は、この先生にお世話になっているのだ。
だから、先生の方針、意見に従っていこう、そう考えるのが、自然だと思えたのである。

でも････、
何て言えばいいのだろう････、うまく、言えないが････、
私の信念が、覆ってしまったのか。
いえ、そうではない････、
それはないが････、ああ、やっぱり、うまく言えない････。