学級文庫

支援学校の高等部3年生です。

「有香ちゃん大好きよって言うイメージをした」

2013年05月20日 | 言葉の記録 中学生
≪中2・5月11日≫


5月6日のことを書いたあっちこっち、まーごんの記事を読み、「あれ?」っと思いました。
6日にこの絵を見た時の不思議な感覚が蘇ったので、有香に聞いてみました。
母親「○○ちゃん(まーごん)のお母さんが『有香ちゃん大好き』って言ったの?」
有香「いいや」
母親「じゃあ、何で書いたの?」
有香「有香ちゃん大好きよって言うイメージをした」
母親「何で?」
有香「その方が○○ちゃん(まーごん)のお母さんに…」
母親「大好きって言ってもらいたかったの?」
有香「うん」
母親「有香ちゃんのこと好きだから、ご飯とか、美味しいジュースを作ってくれるのよ。分かる?」
有香「うん」
母親「分かるけど、大好きって言ってもらいたかったの?」
有香「うん」
母親「有香ちゃん、甘えんぼやね」
有香「私は甘えんぼで、とっても恥ずかしがり屋なの。恥ずかしがり屋の私で~す」


「(時計の)どこまで?」

2013年05月20日 | 言葉の記録 中学生
≪中2・5月19日≫
…母親の肩をたたいてくれます
有香「何分(たたけば良いの)?」
母親「5分」
有香「(時計の)どこまで?」
母親「8」
…時計の文字盤の8を指しながら
有香「ここ?」
母親「違う。それは40分。今3分だから8分まで」


私たちは10に短針があれば10時だと思い、10に長針があれば50分だと思います。時計の針を見ながら、いちいち考えることはないでしょう。
有香は、ほぼ時計は読めますが、まだ、分かりにくい部分があるようです。
文字盤に数字が書いてない時計も、1時間ずれたりします。


「音を聞く耳なん?」

2013年05月20日 | 言葉の記録 中学生
≪中2・5月18日≫
…ハンカチなどのアイロンがけは有香の仕事です。時々、裏表が反対になります。
母親「有香ちゃん、これがハンカチの耳や。こうたたむの」
有香「これがハンカチの耳なん?」
母親「そうよ」
有香「音を聞く耳なん?」
母親「違うよ

耳について調べました
パンの耳・布地の耳などの説明以外に「お金の耳をそろえて返す」という表現が掲載されていました。
今まで『お金の耳が何か?』なんて、考えたこともありませんでした。


「私はお母さんを苦しませることはできない」

2013年05月20日 | 言葉の記録 中学生
≪中2・5月16日≫
…有香と雑談中の言葉
有香「私はお母さんを苦しませるようなことはできない」

私は有香から度々「おばあちゃん(母親の実母)への言葉が厳しい。もっと優しく言うんだよ!」と注意を受けます。有香の指摘はまったくその通りです。
有香が私に示してくれるほどの愛情を、実母に向けたことがありません。
母親にとっての娘としては、私より有香の方が、はるかに優れています。

「この人生があかんの?」

2013年05月14日 | 言葉の記録 中学生
≪中2・5月13日≫
…母親は11日から風邪で調子が良く有ありません。
母親「いけまへんなぁ~
有香「何が?この人生があかんの?」
母親「そこまで言ってない。有香ちゃんの人生は?」
有香「無い」
母親「あるやん、生きてるやん」
有香「生きてるなぁ~ 私の人生はお母さんなの」
母親「お母さんが聞いているのは、人生が楽しいか辛いかや」
有香「私はお母さんとお父さんがいるだけで幸せ

「今日はお母さんに感謝を伝える日」

2013年05月13日 | 言葉の記録 中学生
≪中2・5月12日≫
有香「お母さん、今日は母の日よ。おめでとう」
母親「有難うよ」
有香「あっそうか、有難う。今日はお母さんに感謝を伝える日」
母親「誰に聞いたの?」
有香「辞書に載ってた」


…有香が自室からこども大百科を持って来ました。
有香「これに載っとった」

…ページをめくるけれど、探している記載が見つかりません。


…母親が目次を見て言いました。
母親「無いよ。これには載ってない」
有香「載ってた」
母親「目次に無いものは無いのよ」
有香「載ってた」
母親「目次の意味を知らんねんから…」


有香「あった」
母親「本当や。『5月の第2日曜日。お母さんに感謝の気持ちを伝える日』って書いてある」
有香「ほらね」
父親「どこに書いてあったん?」




母親「きせつ はる の、 おもな行事と食べもの」
母親「(小学生の時には)拡大教科書をもらっていたのに、こんな小さな字が読めるんやね」

小学館こども大百科
クリエーター情報なし
小学館

「生まれたときからダウン症や!」

2013年05月11日 | 言葉の記録 中学生
≪中2・5月7日≫
…事情があり、学校まで迎えに行きました。
中学部の先生「○○さん、カナダとか九州とか、あちこちにお友達がいてすごいですね」
母親「全部、ダウン症繋がりなんです」
有香「○○ちゃん(まーごん)がダウン症なの」

…先生と別れてから
母親「○○ちゃん(まーごん)がダウン症って知ってたの?」
有香「知ってるよ。生まれたときからダウン症や!」
母親「△△ちゃんは?」
有香「生まれたときからダウン症や!」
母親「じゃあ、T君(まーごんの兄)は?」
有香「ダウン症や!」
母親「

まだ、人を見て、ダウン症かどうかの見極めはつかないようです

詩「ヤフオクドーム」

2013年05月11日 | 言葉の記録 中学生
≪中2・5月9日≫







「ヤフオクドーム」

おだんごみたいな風せんがとんだ
バナナの皮みたいな風せんは細い月
フライパンみたいな風せんからしずくがたれた
ボッチャーン
たまごみたいな風せんからツバメの赤ちゃんが生まれてとんでいった

ザァー
雨みたいに風せんがふってきた
私の足の下に落ちた
とりのフンみたい