学級文庫

支援学校の高等部3年生です。

「もしかして、お父さんはかつおのお父さん?」

2013年05月23日 | 言葉の記録 中学生
≪中2・5月22日≫
…夜、珍しく父親から、少し厳しく注意をされていました。
父親「有香ちゃん、いい加減なことを言ったらダメ」

…しょんぼりしていた有香が、独り言を言い始めました。
有香「もしかして、お父さんはかつおのお父さん?私はかつお?」

「それがお願い」

2013年05月23日 | 言葉の記録 中学生
≪中2・5月20日≫
有香は2年4組に在籍しています。担任の先生は3人でクラスメートが6人。
同じクラスに親友Nちゃん(ダウン症・女児)がいます。Nちゃんと有香の担当は同じ先生です。
Nちゃんはお話をすることが大好きで、話す内容の正確さには担当の先生も脱帽されています。
有香はあまり学校でのことを話さないので、私はNちゃんのお母さん経由で、普段のクラス内での様子(生徒の様子・先生の言動など)を詳しく知ることができています。
ちなみに、Nちゃんは帰宅すると、学校でのことを一部始終話すので、それを毎日聞かされるお母さんは大変みたいです

…下校後
有香「お母さん、Nちゃんから聞いた話だけど、T君が誰かの頭を叩いて、M木先生から怒られたって。お母さん、後でT君のお母さんに電話しといて」
母親「何て言うの?」
有香「今日は紙すきだったの。誰かの頭を叩いたの。そしたらM木先生が怒ったって」
母親「それで、お母さんが、それをT君のお母さんに話すの?」
有香「うん。それが私のお願いや」
母親「何でそれがお願い?」
有香「Nちゃんは楽しく紙すきがしたいの」
母親「それで、何でお母さんがT君のお母さんに言わなあかんの?」
有香「そのことをT君のお母さんに言わなかったら、先生が怒りっぱなしやねん。だからT君のお母さんに電話して欲しいねん」

もちろん電話はしませんでした
有香には『親が注意してもT君の行動がすぐには変わらない…』ということが理解できないようです。
(作業学習を通して、時間をかけて学んでいきます)
Nちゃんと有香、いろんなことを話し合っているようです 楽しい中学校生活です。