学級文庫

支援学校の高等部3年生です。

授業参観でのこと

2009年09月14日 | 学校・友だち
≪9月11日≫

授業参観は道徳の授業でした。
『ゆたかな心』という本を配り、最初に黙読をし、その後、手を上げた人に読んでもらいました。

後部座席の子供の本を、後ろから覗き読みさせてもらったのですが、音読のスピードがとても速く、4年生にもなるとすごいもんだと感心しました。
一人が読み終わると、子供たちが挙手をし、先生が次の読み手を指名します。
流石にYukaが手を上げないので、自分にはこの本の音読は出来ないと分かっているんだなぁ~と思いました。

この日読んだのは『学校自慢』について書いてある文章でした。
先生が子供たちに、「この学校と、皆が通うT小学校の似ているところはどこ?」と質問されました。
皆は「花が綺麗。」とか「挨拶をよくする。」などと答えていました。

その後、T小学校の自慢できるところを書いた紙を黒板に貼り、それぞれについて自分の意見を述べる時間がありました。
・みんなが仲がよくていじめが無い。
・学年が仲がよいだけでなく、他学年とも仲がよい。
・給食が美味しい。
・見守り隊の人がいる。
・世界一と言えるほど、挨拶がよく出来る。
・運動場が広い。
・図書館に本がいっぱいある。
・花が綺麗
などなど、子供たちはいろんな意見を発表しました。

話の内容が少し難しいためか、Yukaが手を上げないので、落ち着いて授業を見ていました。
『このまま手を上げないでね!』と心の中で願っていましたが、突然Yukaが手を上げました。
その時に手を上げたのは、二人だけだったので、先生が「Yukaちゃんどうぞ!」とYukaを指名されました。
一瞬、『わぁ~、何を言う気だろう?』と焦りましたが、次の瞬間に『まぁ~、好きなことを言ってちょうだい!』と心の中で開き直りました。

Yuka「私は、私は、家で手を洗う時には水を流しっぱなしにします!」
全員「沈黙、そして、爆笑」
先生「反対ね?」
先生「先生はこの間、Yukaちゃんのお母さんから、Yukaちゃんは家の人が水を流しっぱなしにしていると、『エコじゃない!』と注意をすると聞きました。」
先生「Yukaちゃんは水を流しっぱなしにしないのね?」
Yuka「はい。」

黒板にT小学校の自慢の一つとして『節水』という紙が貼ってありました。Yukaは節水について、自分の意見を述べたのです。ちょっと表現を間違えましたが、先生が素晴らしいフォローをしてくださいました。

授業の最後にT小学校の一番好きな所を全員の子供が発表しました。
・運動場が好き
・総合遊具が好き
・校門が好き
・花が綺麗なところが好き
・図書室に本がいっぱいあるところが好き
いろんな意見がありました。

一番最後に発表した男の子は
「一番好きなのはO先生(担任)です。理由は一番つっこみやすいからです。」
という内容を話しました。

子供たちはO先生のことを
・厳しすぎず、丁度良い。
・字が綺麗。
・教え方が上手。
などなどと褒めていました。

授業風景から担任の先生がクラスの子供たちに慕われている様子がよく分かります。
先生のお人柄と力量の賜物と思います。


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