学級文庫

支援学校の高等部3年生です。

優しい心

2009年08月30日 | 言葉の記録 4年生
≪8月28日≫
…仕事のことで悩ましいことがあるようで、夕食後、父親がぐったりとしていました
Yuka「桃といちじくどっちを食べる?」
父親「Yukaちゃんは?」
Yuka「桃。」
Yuka「お父さんはどっちを食べる?」
父親「お父さんはいらない。」
Yuka「桃を食べたら?美味しいよ~。」
Yuka「桃を食べたら?美味しいよ~。」
Yuka「桃を食べたら?美味しいよ~。」
父親「そしたらお父さんも桃を食べるわ。」


…しばらくすると、お風呂から二人の楽しそうな声が聞こえてきました。お風呂からあがった父親が言いました
父親「Yukaがおらへんかったら生きていかれへん。」


≪8月29日≫
母親「昨日、お父さんは桃を食べないと言ったのに、Yukaちゃんは何回も薦めたね。どうして?」
Yuka「桃を食べたら元気になるから!」

母親「昨日、気がついたらお風呂に入っていたけど、Yukaに誘われたの?」
父親「有香が服を脱いで裸で『お父さん入ろう~』って手招きをした!」



仕事の重責で沈み込みそうになる父親の心を、小さなYukaが支えてくれます。もう彼女なくして生きていけない私たち夫婦です。