湯原修一の歓喜悦慶と聊かの慷慨憂愁, etc.

いつとはなしに眠りにおち微風を禿頭に感じて目が覚める。
このような生活に変わったらブログが更新されないかもしれません。

◇春を呼ぶ植木市に行ってきました

2015年01月25日 22時24分15秒 | ちょっとした出来事?
今日は穏やかな天気だったので
昨日(1/24)から始まった「JA植木まつり」へ行ってきました。

始まって最初の日曜日ということもあり多くの人出でした。


熊本では毎年二つの大きな植木市が開催されます。

JA植木まつり」と「くまもと春の植木市」です。

次の違いがあります。

  ■JA植木まつり

   ・開催時期:2015年1月24日~2月23日
   ・主催:JA熊本経済連
   ・歴史:40年

  ■くまもと春の植木市

   ・開催時期:2015年2月1日~3月10日
   ・主催:熊本市、くまもと植木市振興会
   ・後援:熊本県、地元テレビ局各社、地元新聞社. etc
   ・歴史:440年 ←間違いではありません(四百四十年です)。


どちらも全国最大規模といわれています。
植木・園芸植物以外にも刃物類、農産物、飲食店(露天を含む)の店が多いところも
似ていますが、後援企業等がある「くまもと春の植木市」のほうが賑やかなイベントが
多いようです。

主催者や後援者の顔ぶれ、その長い歴史などから「くまもと春の植木市」が格上で、
人出も圧倒しているのではと思われるかもしれませんが、
入場者数はドッコイドッコイです。

昔(30年以上前)は主に「くまもと春の植木市」へ行っていましたが、
最近は「JA植木まつり」を贔屓にするようになりました。

  ここでその理由を述べるのは差し控えさせていただきます。


・「JA植木まつり」の会場案内図

    ※ブースの数をみても規模が大きいのが想像できるかと思います。
    ※熊本県内の多くのJAが出店しています。

・黒松の盆栽を売っていた店


・造園業者が出品されていた庭一式(一例)

    ※この庭は施工費込みで200万円余りです。
    ※自然石で組まれた枯池を前景にして黒松と槇などが配置されています。
    ※私の感性では庭が左右二分されているように思えます。
      大きな石の右側のものは少し小さ目に、槇のところに黒松を、
      黒松のところには花水木やモミジなどの紅葉落葉樹を植えてみたい。


庭木・盆栽・果樹苗・鉢花などを売っている店が沢山ありましたが、
以下には、寄席演芸であれば”色物”(メインでないもの)と呼ばれる、植木と関係ない店をいくつかご紹介します。

・灯篭を売っている店


・墓石や如来石仏?を売っている店

    ※如来石仏(螺髪があるようなので地蔵様ではないと思います)が整列しています。
      売れるのか? これを買っていかれるのはどんな方か?
      一体が売れるとき、他の石仏と涙の別れになるのではないでしょうか。

・ヤマメ(山女魚)の炭火焼

    ※養殖物のようで、肥満児のように太っていました。

・ウズラ(鶉)の炭火焼

    ※1羽300円でした。
    ※ウズラの開きを見たのは初めてです。買おうかと迷いました。

・トウモロコシの種、トウガラシ、まな板、洗濯板、マタタビ(木天蓼)などを売っていた店
  
    ※店の中に制作道具も持ち込んであり、オヤジさんがまな板を削っていました。
    ※洗濯板の需要はまだあるのか?
    ※マタタビを食べている猫を見かけたことはありません。
    ※このような店を出しておられる中年ご夫婦の生活環境や日常生活を覗いてみたいという好奇心に駆られました。
    ※この店でトウモロコシの種(1本そのまま)を買いました。
      ここには写っていない紫色の小ぶりのものです。昔食べてモチモチ美味しかった記憶があります。

以上の画像でおわかりのように、会場には植木類以外にも種々雑多な物を売る店が沢山並んでいます。
入場無料なので、暇な方はブラブラしてみるのもよろしいかと思います。


今日は下見がてらのようなもので、会場には1時間も留まりませんでしたので
全部を見きれていません。

次はゆっくり見て回るつもりです。

♡ ヤカマシモンの母の退院

2015年01月25日 11時58分29秒 | 瓶覗色の思い[歓喜悦慶]
昨日(1/24)、外科医院に入院していた母(今年90歳になります)が退院しました。
昨年(12/11)から入院していました。

ドクターの話では2ヶ月ほどの入院になるとのことでしたが、
順調な回復具合と本人の希望『早く帰って美味しいごはんを食べたい』から
予定より早い帰還となりました。

今回の入院は腰椎部分の圧迫骨折によるものです。
経年劣化と骨粗鬆でスカスカになっている骨が疲労骨折したということのようです。

疲労の原因と考えられるのは
家庭菜園の近くにある生垣(カナメモチ)を剪定したことです。

鋸と剪定ばさみで長さ8mほどの生垣を刈り揃え、
落ちた枝を長さを揃えて切り束ねることまでしていたのです。

日頃から『年齢を考えて無理な力作業はしないように』と注意していたにもかかわらず
目の届かないところでガマダシテ(*)いたのです。

    * : 熊本弁。精を出す、頑張る、という意味。


ドクターにその件を話したら
おそらく原因はそれでしょうということで、呆れておられました。

今回の骨折で本人も十分解ったことと思います。



入院してから暫らくはベッドから起き上がることも難儀で、
特製コルセットを付けていても顔をしかめて痛そうでした。

日が経つにつれ痛みも和らいでいったようです。


ナースさんたちは皆さん優しい方々で、
小まめに行き届いた世話をしていただきました。

クリスマス(12/24)にはナースさんたちが
サンタクロースの扮装をして病室を回り、歌などで盛り上げてくれたようです。
患者全員プレゼントを貰っていました。

正月には一時帰宅(12/31~1/2)する話もありましたが、
ドクターやナースさんの勧めもあり病室に残りました。

入院患者用のおせち料理を頼んでいましたが、
相当期待外れのものだったようです。

そんなことではないかと危惧していましたので
家のおせち料理(*)を元旦の朝に差し入れました。

    * : 可哀そうにも母がチョットしか食べられなかった今年のおせち料理
    
        ※随分前から、通販のものなどを頼むようになりました。
          例年は一般的な3段重ね+洋風または中華おせちですが、今年は初めてイタリアンおせち(奥の2個)を頼んでみました。
          珍しいと思い、母へはイタリアンおせち数品と椎茸・エビフライ(自家製)を差し入れました。


今回の入院生活で母が不満に思ったのは「病院食」のようです。

『全然美味しくない』と言ってましたので、食べ残していたのだと思います。

なんと入院中に栄養失調になってしまいました。

年明けてから微熱が続いたので血液検査等をした結果判ったものです。
入院時の各種検査では異常がなかったので、入院が原因と考えられます。
前代未聞ではないでしょうか。

ドクターやナースに事情(病院食がなじめない)を話すと
差し入れOKとなりました。

原則は差し入れ不可なのですが、病院側も少し責任を感じられたのでしょう。


「美味しいものが食べたい」というのが最大の理由で
早く退院することになった次第です。

  カヅちゃんが作る料理が美味しい(相対的に)という事にもなります。

  私の食い意地は母からの遺伝のような気がします。


家に帰ってきてから
母が家族に『入院したことで大変迷惑をかけました。入院中はお世話になりました』と言ったので、

私は『入院中以外も、これからも、ではないの』と言って笑わせました。