湯原修一の歓喜悦慶と聊かの慷慨憂愁, etc.

いつとはなしに眠りにおち微風を禿頭に感じて目が覚める。
このような生活に変わったらブログが更新されないかもしれません。

◇寮生Mに起きた災難

2015年01月19日 11時26分12秒 | ちょっとした出来事?
昨日は日勤(8時から16時頃までの勤務)でした。

朝一番にする作業を終えて舎監室にいるとき寮生Mが入ってきました。

その手を見ると右手の中指に分厚く包帯が巻かれていました

訳を訊くと『前日、バイト先で骨折した』とのこと。


Mは学校が休みの日にガソリンスタンドでアルバイトをしているのですが、
長い溝に被せてある金属製の重い蓋を力任せに移動させようとしたとき
誤って中指の先が引っ掛かり折れたとのことでした。

手袋をしていなかったら指先が無くなっていたかもしれないとのこと。

カンナシ(無鉄砲や勘が鈍いという意味の熊本弁)の風貌をしているMです。
ガッシリした体格なので馬鹿力を出したのでしょうが、
指先が残ったことは不幸中の幸いでした。

Mは自動車整備関係を専攻していますが、
利き腕の指先が無くなると今後の仕事に差し支えるところでした。


Mは『包帯が邪魔になるので鉛筆が持ちにくく勉強するのに困る』と言いました。
Mには不似合いなせりふと思われましたが、
最近夜中まで勉強していることがあったので、あながち冗談ではなかったかもしれません。



私も若い頃に骨折したことがあります。
右足の中指です。

人を蹴ったときに折れた自損事故でした。

心優しく気が小さい私のことですから、もちろん喧嘩(暴力)などではなく
ある武道(の真似事)をしていて、下手な蹴りを入れたときに発生したものです。

私のその指は少し曲がっています。
医者の処置が拙かったのかもしれません。

Mには、曲がった状態で接がることがないよう注意喚起しました。
足の指に比べると手の指は格段に機能的役割が重要でしょうから。



私の指は今でも梅雨時など天気が悪い日などに少し疼いたりすることがあります。

雨の降る日(低気圧のとき)に古傷が疼くという原因には諸説あるようです。

 ・交感神経の活動が活発になり血管の収縮が起こり痛覚神経が刺激され・・・
 ・副交感神経の活動が活発になりリンパ球が増え、痛みや発熱を起こすホルモンが分泌され・・・
 ・「雨が降ると古傷が痛くなる」と思い込みすぎて、痛みが出ていると感じる
  etc

それぞれ違ったことを言ってます。
本当の原因は分からないということでしょうか。


心の傷が疼くのも天気に関係しているのかもしれません。

ただ、少なくとも恋愛に関する心の傷は
歳を取るにしたがって鈍くなっていく傾向があるようです。
(私に当てはまるかどうかわからない一般論ですが)



*** 補記 2015年1月21日22:15 ***

今日(1/21)のNHK番組「ためしてガッテン」で、
天気が悪いときに古傷などが痛む原因が解明されたとの内容の放送があっていました。

耳の内耳にあるセンサーが大気圧の変化を感知することにより
交感神経の活動が活発になりアドレナリンやノルアドレナリンが分泌され、
その結果、血管の収縮が起こって古傷周辺の痛覚神経が刺激され痛みを感じる。

ということのようです。

理解が悪く詳しく説明することができませんので、
詳しくはNHKオンデマンドをご覧になるか、
インターネットで、”天気痛 原因 内耳”で検索してみてください。