Chance is with the music

音楽を糧にしつつ、日々を過ごしてます(家主:yucca)

TOKIO@日本武道館

2008-03-29 23:52:20 | LIVE
2年ぶりのTOKIOライブ感想文。さて、どう書けばいいものかと悩みつつ見切り発車で書いています。とりあえず、TOKIOライブに関する基礎知識については、2006年3月12日付の感想文を読んでもらえるとなんとなくわかっていただけると思うので、興味のある方はまずそちらからどうぞー。

とにかく、最近はCDも聴かなきゃTVも観ない。FCはとっくに退会。それでもやっぱり、ライブに行きたくなるくらいにはこのグループを好きなもんだから、友達の厚意に甘え、武道館4Daysのうちこの日のみ参戦することになり。だからと言って慌てて予習するかと言うとそうでもなく、スカパラの新アルバムをヘビロテしながら、ライブ当日を迎えたのでありました。

入場すると、まずは毎回ツッコミどころがあふれる個性的なステージセットに注目。今回は赤を基調とした和テイストなセットで、ステージは上に3段か4段、さらに左右にサイドステージ。背面は障子のような格子状のセットが組まれ、その上にはなぜか竹林のような絵の描かれたセットも見える。そしてもっとも目をひいたのは、ステージの真上に仕込まれた3面スクリーン。こちらも赤っぽいフレームに収まっていて、あえて例えるなら行灯っぽい雰囲気なんだけど。・・・なんつーか全体的に、映画「さくらん」のセットをすごく安っぽくしたみたいだ・・・(汗)

しかしこれらのセットが見事に全部見渡せたのも、今日の席が1階東ブロックF列という観やすい場所だったからこそ。FCでチケを取ってくれたWさん、ありがとうです!

で、いよいよ開演なのですが。やはりというか、最近の曲を全く聴いていなかったせいで、アンコール含め全20曲のうち知らない曲が約半数。これでは通常のような感想文で語るのはとても無理ー、ということで、書けるポイントだけ箇条書きでかいつまんで。

・ひさしぶりにステージ上のメンバーの立ち位置が変わっていました。しかも長瀬くんとリーダーが入れ替わるという大胆な変更。しかし最後まで観てもわざわざ入れ替えた意図がわからなかったんですが、あれはどういう試みだったのか。そのほか、サイドステージ右側にはサポートのブラスセクション、同じく左側にはストリングスのお姉さまたちが待機。

・衣装は5人がてんでバラバラでした。長瀬くんがベスト+シャツ+黒ソフト帽というレトロでシックな装いだったのに対し、太一くんが普通にカジュアル、山口くんがいちばんジャニーズっぽくキラキラ素材、そして茂さんは、よくわからない派手ジャケットとスリムパンツ+腰にお相撲さんのサガリみたいな意味不明の飾り。この期に及んでお揃いの衣装にして欲しいとも思いませんが、ここまで自由すぎるのもどうなんだと。

・ちなみにその後衣装チェンジも2回ありましたが、やっぱりどれもバラバラでした。やはり山口くんの衣装はハーフパンツ&ワークブーツがいちばんしっくりきますね。

・セットリストは、オープニングで宙船→青春とたたみかけ、3曲めにAMBITIOUS JAPAN!で、なんか力技な流れだなーと思いつつ最初のMCへ。

・しかしその後が意外でした。do!do!do!とか、ALIVE-LIFEとか、それなりに認知度のありそうなタイアップ曲も折り込みつつも、基本は最近のシングルのカップリングやアルバム曲と思しき(←わかってない)ミディアム曲を次々披露。前の3人がときどきサイドステージに移動する以外はあまり目立った演出もなくて、序盤から丁寧に聴かせるライブをやろうしているのが伝わってきました。

・で、実際丁寧に聴かせてくれたかというと。私の位置ではあまり音がよくなかったので何とも言えない部分もあるけど、茂さんのギターは2年前のライブよりはるかに普通に聴けました。しかしドラムは相変わらず走ったりモタったりしまくりなのが痛い。太一くんはいろんな機材を使い分けているのですが、ほとんどの曲でストリングスが入るせいもあり、鍵盤の持ち味があまり活かされていなかった気がするのが残念でした。もっとストリングスを減らして、そのぶんシンセなどで遊んじゃってもいいような気がするんですが。

・長瀬くんのボーカルは花粉症のダメージもなくいい調子だったように思えました。今回歌詞を間違えていなかったかどうかは、自分がまったく歌詞を覚えていないのでわかりません。

・途中、どこかの曲間で山口&松岡くんのセッション的なものと、太一くんのソロコーナーがありました。が、どちらもライブ感や即興性などの面白みが感じられない、なんというか発表会っぽい「一生懸命練習したので聴いてください」風な空気が漂っていた気がします。他のメンバーの衣装替えの間の時間つなぎであったのはわかりますが、あんまりそういうのは無理してやらなくてもいいんじゃないかと。特に太一くん、いくらなんでもエレクトロをやるのは無謀だ。

・などとダメ出しをしてみましたが、私のごひいきである太一くんは、久しぶりに見てもやっぱりものすごくステキでした。あの超絶なかわいさとイカしたパフォーマンスっぷりは、冷めたファンの心すら熱く揺さぶります。私はやっぱりそう簡単にこのひとから離れられはしないのだわ。

・恒例の中盤の超ロングMCタイムの内容は割愛。MCの立ち位置も微妙に今までと変わっていて、そのせいか30分近くもしゃべった割には面白さの爆発力に欠ける気がしました。

・今回のセットリストで個人的にいちばんうれしかった曲は、どいつもこいつも。もともとこの曲のベタ感ギリギリな感じも好きなのですが、この曲がリリースされた頃がいちばんファンとして盛り上がっていた時期でもあったので、なんかバカ丸出しで楽しかった時代を思い出してしまいましたよ。そういやこの曲のPVの振り付けも覚えたんだよなー(遠い目)。

・そろそろ終盤戦かというところで、突然松岡くんが和太鼓を叩き始めたのには驚きました。いったい何の演出かと思ったら、しばしの間ドコドコと叩き続けた後、そのまま本日、未熟者のイントロになだれ込むという展開。その和太鼓を練習するヒマがあったら、ドラムをもっと練習して欲しいと思ってしまった。

・明日を目指して!ではなぜか太一くんと長瀬くんがタオル回しを。しかし客席が誰もマネしていなかったところを見ると、どうもこの日突然やり始めたっぽい様子。なぜだ。

・終盤クライマックスは、お約束のJUMBOでもってジェット風船タイム(TOKIOライブでは最後に各自用意したジェット風船をいっせいに飛ばすのが恒例なのです)。というわけで、ここでそれまでアリーナ席後方で鑑賞していた某関ジャニのみなさんと、FiVe(←こういうバンドがジュニアに存在する)が風船を持って登場したのですが。飛び入りの割にみんなステージ中央に集まって適当に飛び跳ねているだけで、なんかすごく中途半端でした。その一方で茂さんは、ステージの一番高い段のところで1人でギターを弾きまくっていましたねえ。その心意気こそがさすがリーダーだ。

・本編ラストは、最新アルバム収録のsugar。これは長瀬くんの作詞作曲だということで、曲の前にこの曲に込めた思いを語る長瀬くん。2年間まともにツアーをやっていなかったのに、待っていてくれたファンに感謝したいと。そして、その感謝の意味もこめて、レコーディングに打ち込むメンバーの映像をスクリーンで流しながら歌うから、と。ベタな演出ではありますが、やっぱりファンにとってはうれしいですねこういうの。近年はしっとりした曲でライブを締めるようになったあたりも、個人的にはすごくいいなあと思いますし。

・アンコールでは、油断していたところにまさかの城島ソング2008。今年はどんなバージョンで来るのかと思ったら、各メンバーごとに出演CMの商品名とコピーを連呼しまくる節操のなさ。相変わらずバカっぽさ炸裂で何よりです。山口くんの生「ファイト・いっぱああああつ!」が聴けてちょっと感激しましたわ。

そんな感じで。終わってみれば近年のアルバム曲やシングルにかなり偏った、昔の名曲を期待していた人間にとっては肩すかしなライブになりましたが。しかし本当に熱心なファンの立場で考えたら、今回はやっぱりこういう内容にして正解だったような気がします。2年前のツアー以降、アルバムが2枚、シングルもけっこうリリースされているわけで、これらの音源を聴いてライブで聴ける日を心待ちにしていたひともたくさんいたと思いますし。

とりあえず、7月からはものすごく久しぶりに夏のツアーも決まっているので、この春ツアーで取り戻したバンドとしての感覚を、できる限り維持して更に盛り上がりながらより良いライブを見せてもらいたいと思いますよ。今回聴けなかったなつかしの名曲たちは、ぜひその時にでもよろしくお願いします。個人的には、大波小波Rock'n Rollを死ぬほど期待していますんで、太一くんよろしくねー。


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2 コメント

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好きだー (奈緒)
2008-04-03 16:57:26
yuccaさんの毒レポ楽しませていただきました。
普通のレポならそこらへんにいっぱい載ってるからね~

やっぱりライブ行きたかったなあと思うよ。見たかった~


夏は申し込みました!横浜で大波小波を踊りましょう(笑)

それにしても「どいつもこいつも」の頃、私たちはすごかったね。旦那には言えません(爆)
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Unknown (yucca)
2008-04-03 22:48:07
>奈緒ちゃん
横浜は来れるのね、わーい!
大波小波で夏祭り、ぜひとも実現してほしいもんです。

2001年前後あたりは、ほんとにすごかった。
あんなに盲目的に暴走できることは、たぶんこの先ないと思う(苦笑)
でも本当に楽しかったよねえ。
DASHとか、TFMとか、握手会とか・・・(遠い目)
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