Chance is with the music

音楽を糧にしつつ、日々を過ごしてます(家主:yucca)

LIVE SUPERNOVA FESTIVAL@Zepp Tokyo

2007-03-30 23:26:48 | LIVE
年度末の金曜の夜ということで全く仕事のめどもつかないまま、ドーパン観たさにとりあえずチケだけ確保していたのですが、幸いにして大幅な残業は避けられまして。退社後りんかい線直通電車に乗り込むと、偶然にも車内にNUDAの広告がどかーんと掲示されていたからもう大変。吸い寄せられるように、左5人バージョンの広告がよく見える席に座ると、そのまま見とれっぱなしで東京テレポート駅までたどり着きました。電車に乗っている本来の目的を見失ってないか自分。

ちょうど開演時間ごろに現地に到着すると、即客電が落ちてトップバッターの9mm Parabellum Bulletが紹介される。なんかこのバンドすごいらしい、という評判は耳にしていたので、ひそかに楽しみにしていたのですが、いやー本当にすごかった。あの大胆な音の飛躍っぷりとか、ステージングのぶっとび具合とか、かなーりテンション上がりました。この先どんな風に化けていくのか、ちょっと気になるかもしれないあれは。

お次はジン。これは・・・うーんやっぱり、ボーカルが元気な女の子というのは自分の射程圏外というか。ただ、客層が全体的に若かったので、前のほうはけっこう盛り上がってました。やっぱこういうバンドは売れてくるんだろか。

そんでAPOGEE。こちらも生では初聴きでしたが、9mmとはまったく正反対の面白さがあって聴きごたえありました。鍵盤2人とか、ベースのひとがベース以上の仕事をするとか、全然予備知識なかったんで面食らいましたが、知ってる曲皆無でも楽しめましたよ。また機会があれば観たいです。

イベントは各バンド持ち時間20分強、転換10分足らず、という驚異的かつ非常識なスピードで進行し、あっという間に後半戦。ここで、実は個人的にかなり苦手だったりするART-SCHOOLが登場になりまして。ロビーに出ようかけっこう迷った挙句、まあ持ち時間も短いようだしとその場に留まることにしたのですが、いやあ残って正解でした。バンド全体に対する偏見が消えたというか、私が苦手なのは木下氏のボーカルだけなのだということに気づきました。って、結局苦手意識はぬぐえずじまいじゃないか自分。

さあそしてついに、今日の個人的本命・ドーパンの登場ですよ!High Pressureを登場SEにして3人が現れると、踊りたくてうずうずしてた自分内スイッチがいよいよON。そして1曲目、Hi-Fi!きゃー!

しょっぱなからのキラーチューンに、フロアは一気にダンスパーテー状態。しかも、私は比較的前のほうにいたのだけど、よっぽと最前ブロックに行かない限りはスペース的にも余裕だったので、そりゃあもう踊りたい放題ですよ。しかも久々に観るロックスターがまた、やけにカッコいいじゃありませんか。そんなスターに煽られながら、Uncoverd→Transient Happinessとたたみかけられた日にゃもう、訳もわからず踊りまくるしかないってもんです。

MCでは、例のミニアルバムが6/6発売に決まったという告知と、ツアーが終わるまでは髪を伸ばし続ける宣言をするスター。ということは、果たして2ヵ月後のCOASTではどんな髪型のロックスターが見られるんでしょうか。そういうことが楽しみになってきてる私は、気づけばドーパメイニアにかなーり片足を突っ込んでいるような気がします。Tシャツを買うのももはや時間の問題かもしれません。

あとはMIRACLE→The Fireで締めて、やはりたったの5曲でドーパン終了。うわあ短いよう、もっとやっておくれよう、と思いつつも、実際のところ既に踊りすぎて体はくたくた状態でありました。この続きは2ヵ月後にぜひ。

そして残るはあと1バンド、というところで、転換中にスペシャルゲストが呼び込まれることになり、一瞬フロアが色めきだったのですが。登場したのは、ダイノジじゃありませんか(笑)。うわあ私、この人たちを見るの初めてですわ。こんなところにまでお呼ばれとは、すっかり音楽好きの芸人という肩書きが定着してきたのでしょうか。

ダイノジはまず、参加者へのプレゼントイベントとして、テニスボールをラケットで客席に打ち込んで場を盛り上げ(ボールを取った人が、出演アーティストサイン入りTシャツなどをもらえた)、そしてその後は大地師匠によるエアギターショー!何だかんだいって、これは大盛り上がりでしたね。本気エアギターというよりは、さすがにややネタっぽくなっていた風もありましたが、やはり旬の技というのはそれだけでテンション上がります。やはりこういうのは、現役世界チャンピオンの間に見ておかなければかもしれない。

ダイノジがステージを去ると、いよいよ本日のトリ・ピロウズの登場ですよ。ここでたくさんのピロウズTシャツ姿の人たちが、がーっと前へ。やはりこの夜いちばん多くのファンを集めていたのは、ピロウズだったのかもしれません。ドーパンTシャツも目立ったけど、ピロウズTシャツの比じゃなかったような気がします。

そしてピロウズのライブなのですが。いやあ何がびっくりしたって、1曲目を聴いただけで、前出の5バンドとは音のカッコよさが段違いだとはっきり感じたこと。いや、ドーパンだって他のバンドだって、決してヘタじゃないしじゅうぶん楽しませてもらったのだけど。なんつーか、バンドの音の強固さみたいなものがはっきりと形になっていたような。これまでも何度かピロウズは観てますが、ここまでしびれたのは初めてです私。おかげで思い切りノって踊ってしまいました。さわおさんも相変わらずステキでしたし、すごくいいモノを観たような気がします。

そんな感じで。6組+ゲスト、という超ボリューム感のある内容だったにも関わらず、実質3時間ちょっとでライブは終了。終演後は、ピロウズで盛り上がった後のFさんとご挨拶がてらお話させてもらったりもして、いい感じに余韻に浸りつつ、会場を後にしました。開演までは「6組で3時間ライブってどうよ」という不安もありましたが、終わってみればこういうのも良かったかなと。ただ、演ってるほうはひょっとして不完全燃焼だったのかもしれませんが、そのへんどうなんでしょう。

ちなみに帰りの電車では、再びしっかりNUDA広告前のつり革をキープし、行きの電車のとき以上に広告をガン見してニヤけながら帰宅しました。だからお前は何を観にお台場まで足を運んだのだと。


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