映画で楽しむ世界史

映画、演劇、オペラを題材に世界史を学ぶ、語ることが楽しくなりました

タイムスリップの楽しみ「テルマエ・ロマエ」

2012-07-22 19:01:50 | 舞台はギリシャ・イタリア
「テルマエ・ロマエ」

「テルマエ・ロマエ」とはラテン語で「ローマの浴場」の意味。
古代ローマ時代と現代日本の入浴文化を比べてみるという着想がいい。

現代日本にタイムスリップした古代ローマ人の浴場設計技師が、
日本の風呂文化にカルチャーショックを覚え、大真面目なリアクションを返す。

やがては時の皇帝ハドリアヌスに仕え、温泉文化をもって政治軍事にも関わることに
・・・タイムスリップの楽しみの極み、コメディタッチを楽しめる。

映画成功の秘密はと考えると・・・

①先ずは阿部寛の起用(若い草食系男子では、折角の文化比較という着想が浮ついてしまう)。
②終始流れるオペラのアリア(文化比較に歴史の裏打ちを感じさせ、浮つきを抑える効果)。

以下はもう少し工夫して欲しかった・・・
①東北の温泉宿にたむろする爺連中が品を落とす、せめて40才台の俳優に、気のきいたセリフを。
②ハドリアヌス皇帝をより分からせるためには、有名なイギリスのハドリアヌスの壁や、
 ローマのハドリアヌス廟(聖サンタンジェロ城)を見せて欲しかった。

いずれにしても、チェンチェッタまで行って撮った作品。
だからというわけではないが、アカデミー賞外国作品賞を狙う位の気概でもって、
全面的にもう少し丁寧に細部まで目をとどかせて、リメイクする手はないだろうか。

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
“水の国・日本♪湯の国ニッポン♪”ともに頑張ろう日本! (大滝(おおだる)温泉天城荘)
2012-07-23 08:33:40
 こんにちは。
 こちらは、映画『テルマエ・ロマエ』『ノルウェイの森』のロケ地、伊豆の大滝(おおだる)温泉天城荘でございます。お世話になっております。
 昨年(2011年)9月の台風被害復旧が捗らず(※主に私有地内に町が施工管理する大滝一般見学者のための遊歩道)、余儀なく約半年間の休館をいただきながら独自に再開への備えを進めてまいりました。おかげさまで、大勢の皆さまからの応援とご協力によりこのゴールデンウィークに大滝(おおだる)温泉天城荘の営業を再開できました。多くの皆さまにまたおもてなしをさせていただけるようになりましたこと、ご当地の文化・経済・観光等に社会貢献できますこと、本当に感謝でございます。
 再スタートによって明確になった新たな課題や台風被害復旧の継続作業部分等もあります。真摯に、今後もコツコツ個性に磨きをかけて、一人でも多くの皆さまの健康と幸福のお役に立ちたいと存じます。
 これからも『テルマエ・ロマエ』『ノルウェイの森』ともども伊豆の大滝(おおだる)温泉天城荘、名勝河津七滝(かわづななだる)、国指定重要文化財天城山隧道、河津桜まつり等、何卒宜しくお願いします。
 皆様の益々のご健勝をお祈り申し上げます。
 “水の国・日本♪湯の国ニッポン♪”ともに頑張ろう日本!
☆ 突然で驚かれましたよね。このご縁、この思いが届けられればと願っております ♪
返信する

コメントを投稿