映画で楽しむ世界史

映画、演劇、オペラを題材に世界史を学ぶ、語ることが楽しくなりました

「リンカーン」のための事前勉強

2013-05-16 22:11:11 | 舞台はアメリカ
リンカーン

確かに真面目に(コマーシャル第一でない)取り組んだ映画とは思うが、
アメリカ人ならともかく、一般の日本人としては、チョット事前準備してゆかないと充分味わえない。

リンカーン大統領にとっては、戦争のテーマであった「奴隷解放」を確実なものするためには、

戦争そのものを終わらせる前に(即ち南軍と停戦交渉する、そして南部の連邦復帰を認めるその前に)、
奴隷解放をうたう憲法13条を定めておく必要があった。

北部の人達も表面では「奴隷解放」賛成であっても、現実にそれを法で定めるとなると、一筋縄では行かない、
まして南部の人たちを議論に加わらせるとなると・・・何が起こるか分からない。
形だけの「奴隷解放」になりかねない。

その為に彼は、戦争に勝利する目途がついたところで、但しまだ終わらない前に
・・・停戦交渉の開始を遅れさせてでも、憲法修正13条を議会通過させようとする。
この映画は、戦争映画などではなく、大統領の議会対策のあの手この手を描く映画である。

ご案内の通り、アメリカの当初制定の憲法には「権利条項」が盛られていない。

従って人民の権利に関する条項は、補正条項として何回かに分けて加えられてゆくのだが、
問題の条項は「補正13条」である。1865年1月31日に連邦議会が発議し、同12月18日に発行した
「憲法補正13条」を正確に記しておこう。

「奴隷制度も、本人の意に反する苦役も、合衆国内において、
あるいは合衆国の法の支配下にある他の如何なる場所においても、存在させてはならない。
但し、適正な法手続きによって有罪判決を受けた者の犯罪に対する刑罰としての強制労働は、この限りではない。」

1 コメント

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Unknown (マタイ24)
2013-05-16 22:16:56
ファティマ第三の預言とノアの大洪水について。
ブログを見てください。お願いします。
h ttp://ameblo.jp/haru144/

第二次大戦前にヨーロッパでオーロラが見られたように、
アメリカでオーロラが見られました。
また、ダニエル書の合算により、
エルサレムを建て直せという命令が、5月15日だと理解できます。
エルサレムを基準にしています。


2018年 5月14日(月) 新世界      
2018年 3月30日(金) ノアの大洪水      

この期間に第三次世界大戦が起きています。

2014年 9月17日(水) 荒らすべき憎むべきものが聖なる場所で神だと宣言する
2014年 9月10日(水) メシア断たれる     

この期間に世界恐慌が起きています。

2013年 7月3日(水)  メシヤなるひとりの君が(天皇陛下)
2013年 5月15日(水) エルサレムを建て直せという命令が・・・


天におられるわれらの父とキリスト、
死者復活と永遠のいのちを確信させるものです。

全てあらかじめ記されているものです。
これを、福音を信じる全ての方、
救いを待ち望む全ての方に述べ伝えてください。
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