映画で楽しむ世界史

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これが国歌か「ラ・マルセイエーズ」

2011-03-21 12:57:48 | 舞台はフランス・ベネルックス
「ラ・マルセイエーズ」という映画、言わずと知れた同名のフランス国歌の物語。



話の中身はよく知られているので、説明の必要はなかろう。

要は、①フランス革命の最重要段階=共和制政治の導入に伴い、
   ②エミグレ貴族と組んだオーストリア・プロイセン王国の介入に対し、
   ③フランス革命政府はオーストリアへの宣戦布告を発し(1792年4月25)、
   ④前線のストラスブールに駐屯中の工兵大尉ルージェ・ド・リールが作詞作曲
   ⑤当初の歌のタイトルは「ライン軍のための軍歌」

   ⑥それが、義勇軍募集の過程で、マルセイユに伝わり、
   ⑦マルセイユ軍のパリ行進、そして「テュイルリー宮襲撃」の際に歌われ、
   ⑧「ラ・マルセイエーズ」と名を替え1795年7月14日に国歌とされた。

   ⑨その後ナポレオンの時代、軍歌的な威力を発揮したが
   ⑩ウィーン会議後の王政復古期は国歌としては禁止され、
   ⑪1830年の7月革命で解禁となり、第三共和制下で再び国歌に制定される。


問題は、その歌詞の中身。
王政を罵り、自分たちの勝利を鼓舞する激しい言葉、汚い言葉が満ち満ち、
お世辞にも「品のある歌」とはいえない。子供たちには勧められない内容だ。

例をあげると、
   「圧政の、血塗られし軍機」「奴らは、息子を妻を殺しに来る」
   「武器をとれ」「不浄なる血が田畑に吸われんことを」
   「奴隷と裏切り者と、陰謀を企てた王ども」
   「外国人勢が我が国で我が物顔にふるまうのを許さない」その他多々


ということで、この歌本当にこのままフランス国歌であってよいのかどうか
しょっちゅう話題になるが、結論を得るには程遠い。
それほどメロディーが良いということだが・・・ 。





1 コメント

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民主主義発祥の国 (恭子)
2018-09-10 17:53:32
おフランス🇫🇷は、民主主義発祥の国で人民が自由&人権を勝ち取ったんです。私がパリジャン&🇫🇷ミラネーゼ🇮🇹を好き💗なのは、個人を大切にするピルを飲んでいるからよ☺️☺️からよ❤️♥️♥️♥️♥️♥️♥️♥️♥️♥️日本人も、こう言う個人を大切にする人達が増えてくると良いんだけどねぇ⁉️私も、閉経まで低用量ピルマーベロン21を飲み続けてみよう🎵
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