秋日(耿洪源)
半切
返照入閭巷 返照閭巷(りょこう)に入る
憂来誰共語 憂い来たって誰と共に語らん
古道少人行 古道人の行くこと少(まれ)に
秋風動禾黍 秋風禾黍(かしょ)を動かす
村里の小路に夕日が差し込むとき
何となく憂愁を感じるが、それを共に語る相手もない。
村はずれの古い道は、行き来する者もまれで、
秋風が禾黍(きび)の穂を吹き動かしているばかりだ。
秋日(耿洪源)
半切
返照入閭巷 返照閭巷(りょこう)に入る
憂来誰共語 憂い来たって誰と共に語らん
古道少人行 古道人の行くこと少(まれ)に
秋風動禾黍 秋風禾黍(かしょ)を動かす
村里の小路に夕日が差し込むとき
何となく憂愁を感じるが、それを共に語る相手もない。
村はずれの古い道は、行き来する者もまれで、
秋風が禾黍(きび)の穂を吹き動かしているばかりだ。