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一日一書 1385 停車場の図・萩原朔太郎

2018-01-30 16:39:21 | 一日一書

 

停車場の図

 

32×37cm

 

 

無限に遠くまで続いてゐる、
この長い長い柵の寂しさ。人気
のない構内では、貨車が静かに
眠つて居るし、屋根を越えて空
の向うに、遠いパノラマの郷愁
がひろがつて居る。これこそ詩
人の出発する、最初の悲しい停
車場である。

 

 

「萩原朔太郎全集 第2巻」による 

 

 

 

「詩」というよりは、挿絵の解説風。

散文詩といえばいいのでしょうか。

 

この銅版画を見て、朔太郎は、とにかく「寂しさ」を感じるわけです。

そう言われてこの絵をみると、どこまでも寂しい風景に見えてきて

不思議な感覚に襲われます。

 

 

 

 

 

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