厚生労働省の調査で、虐待や死別などの理由で児童養護施設に入ったり、里親に育てられている子どもたちへの、(本来なら保護するべき立場の)施設職員や里親から虐待を受けている子どもたちが、2012年度71件確認され、被害にあった子どもも173人に上るそうです。(以下、参照・引用は『朝日新聞』)調査を始めた2009年度以降の最多で、「施設職員や子どもに虐待の問題が知らせるようになり、通報が増えたのではないか」と厚労省は見ているそうですが、調査で分かったものは、(私は「暴力」だと思っていますが)虐待のほんの一部に過ぎないと思います。
虐待(暴力)で最も多いのが「身体的虐待(暴力)」の45件、「性的虐待(暴力)」が13件、暴言などの「心理的虐待(暴力)」が10件、世話の放棄などの「ネグレクト」が3件などとなっています。被害にあった子どもの男子が106人、女子が67人、施設別では児童養護施設が51件で最多、里親・ファミリーホームが7件です。虐待(暴力)から保護されるべき子どもが、その施設で虐待(暴力)を受けるという非常に過酷な現実があります。
(私は観ていないので内容も描き方も分からないのですが)「明日、ママがいない」に関して、「全国児童養護施設協議会」が、「偏見を生む」として抗議をしたそうですが、施設にいる子どもたちや真面目に職務に取り組んでおられる職員に「偏見」の目が向けられるのは問題ですが、「同協議会」の副会長が言われるように、「虐待の問題への意識は施設ごとで差がある。こうした事実があることを受け止め、全体で改善しないといけない」と思います。
ただ、「特に性的虐待(暴力)は発覚しにくく、実態をつかむのは難しい」との専門家の指摘があるように、本当のところは闇の中だと思います。以前、全米でカトリックの(確か数百人もの)神父による性的虐待(暴力)が問題になりましたが、(家庭も学校などもそうですが)密室に近い状況で、身体的にも心理的にも経済的にも強者の立場にある親や大人たちから、子どもたちに向けられる虐待(暴力)から、身体的にも心理的にも経済的にも圧倒的に劣る弱者の立場の子どもたちが逃れる術は殆どありません。とても深刻な問題だと思います・・・
P.S. (いじめもそうですが)虐待(暴力)の問題で一番大事なのは虐待(暴力)を受けている子どもたちを救い出すことと、その心理的身体的なケアだと思います。一方、虐待(暴力)を絶つのに一番大事なのは、虐待(暴力)を行なっている側(大人でも子どもでも)のケアだと思います。子供同士いじめを行なっている子どもの場合、その子ども自体が家で)虐待(暴力)を受けている可能性は高いと思います。また子どもを虐待して(暴力を振るって)いる親も、子ども時代に)虐待(暴力)を受けている確率が高いと思っています。)虐待(暴力)には連鎖があるのです。そのループを絶たない限り、問題の「解決」にはならないと思うのです・・・
P.S.2 福島第1原発で1~5号機に使われている「マークⅠ型」と呼ばれる原子炉格納容器の改良を担当していた(当時GEの技術者だった)ブライデンボー氏は、1976年2月、「マークⅠ型」の欠陥を「問題はとても重大で、その結果は受け容れ難いもの」と米国議会で証言しています。その問題点について同氏は、「GE(ジェネラル・エレクトリック)の沸騰水型の原子炉は、、炉心の圧力容器から水蒸気が放出されてきた場合、格納容器の下部(サプレッション・ルーム)の水中にそれを導き、水で冷やして液体に凝縮させ、圧力を下げる仕組みになっていいる」、「その際、プール内部に、局所的に高い水圧と強い衝撃が加わる。それがプールにダメージを与える恐れがあった」と指摘しています。正しく「マークⅠ型」は「欠陥商品」だったということのようです・・・。
P.S.3 ブライデンボー氏は76年1月には、「速やかな是正策が約束されない限り、マークⅠ型の原発の運転に賛成はできないと・・・電力会社に言うべきだと(上司に)上申」していますが、「そんなことをしたらGEの原子力ビジネスは終了だ」と拒否されています。当時国内では売れなくなっていた「欠陥商品」のマークⅠ型を日本は米国から「プレゼント」されたわけです。GE(と日立)のビジネスのために、5基も福島第1原発は買ったわけですが、福島第1原発の事故時に、2号機のサプレッション・ルームで爆発音が聞こえています。未だ原因は特定されていませんが、同氏の言われるように。高温高圧の放射性物質を含んだ水蒸気が、サプレッション・ルームに損傷を与えたのかもしれません。「欠陥商品」ゆえの「事故」だったのでしょうか・・・
by「プルサーマル計画を憂慮する有志の会」 (平成26年3月17日)
虐待(暴力)で最も多いのが「身体的虐待(暴力)」の45件、「性的虐待(暴力)」が13件、暴言などの「心理的虐待(暴力)」が10件、世話の放棄などの「ネグレクト」が3件などとなっています。被害にあった子どもの男子が106人、女子が67人、施設別では児童養護施設が51件で最多、里親・ファミリーホームが7件です。虐待(暴力)から保護されるべき子どもが、その施設で虐待(暴力)を受けるという非常に過酷な現実があります。
(私は観ていないので内容も描き方も分からないのですが)「明日、ママがいない」に関して、「全国児童養護施設協議会」が、「偏見を生む」として抗議をしたそうですが、施設にいる子どもたちや真面目に職務に取り組んでおられる職員に「偏見」の目が向けられるのは問題ですが、「同協議会」の副会長が言われるように、「虐待の問題への意識は施設ごとで差がある。こうした事実があることを受け止め、全体で改善しないといけない」と思います。
ただ、「特に性的虐待(暴力)は発覚しにくく、実態をつかむのは難しい」との専門家の指摘があるように、本当のところは闇の中だと思います。以前、全米でカトリックの(確か数百人もの)神父による性的虐待(暴力)が問題になりましたが、(家庭も学校などもそうですが)密室に近い状況で、身体的にも心理的にも経済的にも強者の立場にある親や大人たちから、子どもたちに向けられる虐待(暴力)から、身体的にも心理的にも経済的にも圧倒的に劣る弱者の立場の子どもたちが逃れる術は殆どありません。とても深刻な問題だと思います・・・
P.S. (いじめもそうですが)虐待(暴力)の問題で一番大事なのは虐待(暴力)を受けている子どもたちを救い出すことと、その心理的身体的なケアだと思います。一方、虐待(暴力)を絶つのに一番大事なのは、虐待(暴力)を行なっている側(大人でも子どもでも)のケアだと思います。子供同士いじめを行なっている子どもの場合、その子ども自体が家で)虐待(暴力)を受けている可能性は高いと思います。また子どもを虐待して(暴力を振るって)いる親も、子ども時代に)虐待(暴力)を受けている確率が高いと思っています。)虐待(暴力)には連鎖があるのです。そのループを絶たない限り、問題の「解決」にはならないと思うのです・・・
P.S.2 福島第1原発で1~5号機に使われている「マークⅠ型」と呼ばれる原子炉格納容器の改良を担当していた(当時GEの技術者だった)ブライデンボー氏は、1976年2月、「マークⅠ型」の欠陥を「問題はとても重大で、その結果は受け容れ難いもの」と米国議会で証言しています。その問題点について同氏は、「GE(ジェネラル・エレクトリック)の沸騰水型の原子炉は、、炉心の圧力容器から水蒸気が放出されてきた場合、格納容器の下部(サプレッション・ルーム)の水中にそれを導き、水で冷やして液体に凝縮させ、圧力を下げる仕組みになっていいる」、「その際、プール内部に、局所的に高い水圧と強い衝撃が加わる。それがプールにダメージを与える恐れがあった」と指摘しています。正しく「マークⅠ型」は「欠陥商品」だったということのようです・・・。
P.S.3 ブライデンボー氏は76年1月には、「速やかな是正策が約束されない限り、マークⅠ型の原発の運転に賛成はできないと・・・電力会社に言うべきだと(上司に)上申」していますが、「そんなことをしたらGEの原子力ビジネスは終了だ」と拒否されています。当時国内では売れなくなっていた「欠陥商品」のマークⅠ型を日本は米国から「プレゼント」されたわけです。GE(と日立)のビジネスのために、5基も福島第1原発は買ったわけですが、福島第1原発の事故時に、2号機のサプレッション・ルームで爆発音が聞こえています。未だ原因は特定されていませんが、同氏の言われるように。高温高圧の放射性物質を含んだ水蒸気が、サプレッション・ルームに損傷を与えたのかもしれません。「欠陥商品」ゆえの「事故」だったのでしょうか・・・
by「プルサーマル計画を憂慮する有志の会」 (平成26年3月17日)