顎鬚仙人残日録

日残りて昏るるに未だ遠し…

西山の里 桃源 花菖蒲まつり

2017年06月17日 | 季節の花

水戸藩2代藩主徳川光圀公の晩年隠居した西山荘の入り口にあるこの施設は、池や橋を配した庭園になっており、この時期は3000株のハナショウブ(花菖蒲)が咲き誇ります。
この近辺では潮来のあやめまつりが有名ですが、潮来で咲いているのもほとんどこの花菖蒲、花菖蒲をアヤメ(菖蒲)とも言ってる地域なので別に区別していないようです。

植物としては別種ですが、ただ区別が難しいとよく言われます。大雑把な見分け方として、花の根元部分の模様が黄色いのがハナショウブ(花菖蒲)、白いのがカキツバタ(燕子花)、網目模様になるのがアヤメ(菖蒲)と言われています。生育環境もアヤメは水はけの良い草原で、他の2種は水辺と、大きく違っています。
しかし、5月の節句の菖蒲湯に使うショウブ(菖蒲)は、蒲の穂のような花が咲くサトイモ科の別種となると、またまた難しくなってしまいます。

さて、この公園と飲食物産コーナーなどを備えた桃源の建物や、光圀公の「梅里先生寿蔵碑」に刻まれた一節から名前を付けた茶席晏如庵は、常陸太田市の指定管理者の日立ライフが委託運営しています。
一方、奥の西山荘は水戸徳川家の歴史的資料を保存している公益財団法人徳川ミュージアムが管理し、一般公開しています。
この西山荘内の写真撮影は個人的使用以外原則禁止と入り口に貼ってあるため、門の写真だけご紹介いたします。

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