我が家の小さな家庭菜園でも、この季節にはナス科の野菜の花が咲き続けます。
ナス科は115属2678種もある大きな植物群です。原種にはアルカロイドを持っていますが、品種改良により多くはジャガイモ、トマトなどの有用植物として夏野菜の主役になっています。
ナス科ナス属 ナス
ナス科ナス属 トマト
ナス科ナス属 ジャガイモ
ジャガイモの花の実です。摘み取らないで置くと一部の花にはミニトマトのような実が生ります。地下茎の野菜ながらナス科の出自を主張しているようです。
ナス科トウガラシ属 シシトウ
実の先端が獅子の頭に似るものもあるので獅子唐辛子と命名されました。10個に1個くらい辛いのがあり「食べるロシアンルーレット」とも呼ばれるとか、辛いのはタネが少ないという調査結果があるそうなので触感で判別できるかもしれません。
番外編
ナス科ナス属 ワルナスビ(悪茄子)
雑草で茄子そっくりの花、駆除が大変で、名前の通り悪名高き外来植物です。
ナス科ナス属 ツルハナナス(蔓花茄子)
園芸植物、同属のヤマホロシ((山保呂志)の名でよばれることもあります。
ナス科ペチュニア属 ももいろハート
園芸植物、品種改良によりいろんな種類がつくられています。
つい生る野菜の方にばかり眼が行ってしまいますが、せっかく咲いている花の方も見てみると、園芸用の花に見劣りしません。