台風も去ったので、日曜からヘッドライトの点かなくなった愛車を駆って、行きつけの凱旋路沿いの修理屋の老板を訪ねました。
すると意外な答えが返って来る事に。
「オラ、計器の事は判んねぇ。それに電気関係は全然部品が無ぇ。」
そうです。溶接器まで駆使する老板(私が近隣で一番腕が良いと思っている人です)は、弱電系の修理は全くの素人だったのです。
仕方なく、続いて、この近隣で二番目に腕が良いと思っている古北路×天山路近くの老板を訪ねる事に。
彼の答えは、
「二日預けてくれたら、修せるかも。え、祝儀は弾むって?いやいや、お金の問題では無くて、配線全部確認しないと行けなくて面倒なんだょ。老朋友のあんた からぼったりしないさ。」
又しても、困った答え。
しかし、実は明日から愛車で片道1時間の距離を二日間連続で通うので、明朝には必要なのです。
老板には、明日戻ってから又来ると言って店を去りましたが、さて困った。
結局、自宅マンションの露天駐車場で、自分でテスターと螺旋回しを手に、分解修理にチャレンジ。
回路的には至極単純な構造なので、コネクターの緩んでいる場所を見つけ、修理は30分ほどで終わりました。
結果的には、結局自分の手でタダで修理出来たのですが、日中の技術系の基礎教育の違いを思い知った出来事でした。
ちなみに、中国の義務教育課程に技術家庭科はありません。
この国民全体の基礎知識の差が、日中の国力の差と云う事なのでしょうね。