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働くリウマチャーの酒蔵日記

しんどいけどこんなおもろい仕事はない。
酒蔵での日々をちょこっとづつ公開しちゃいます。

初米洗い

2008-11-20 22:09:40 | 酒造り
当社としては
早い開始です。

やっぱ
初米洗いは緊張しまする。

酒母の麹用のお米なので
ほんのちょぴっとなんですけど
このちょぴっとも気を抜くわけにはいきませぬ。

今期1号は
しらかば錦というお米使います。
とっても割れやすいお米です。
気ぃ~使います。

だもんで
つかれちゃったので

本日これまで。

ちょん。

蔵祀り

2008-11-17 23:05:13 | 酒造り

仕込が始まる前の神事をいたしました。
この他にも
たいせつなお酒も祀ります。

蔵にはなんだかわからないけど
なんかいるんです。
ぜったい
なんかに守られてるんです。
今年も守ってください。
おいしいお酒できますように。

そしてその後は
きまってるでしょ。
酒宴ですよ。

かみさま降りてきた?
いっしょに飲みましょう~~~
的な。

米きたど~

2008-11-08 18:46:22 | 酒造り

米来ました。
お酒を仕込むお米です。
私なさけないことに
コレ持てません。
30キロなんで持ち手があれば持ち上げることはできる重さなのですが
手首が利かないので
この袋のはしっこを掴んで持ち上げるってのができないんです。
不便です。
手首が曲がらないってだけで
こんなに不便だなんて
健康な時は考えてもみなかったことです。

なっちまったもんは
しゃ~ないんで
今ある力でやってくっきゃないってわけです。
時間をかければ工夫次第で出来るわけ。
何だって。
でも
たくさん助けてもらいます。
力貸してもらって皆でお酒造ります。


お向かいのおうちからいただきました。
巴錦ってゆう菊です。
こんなんも
力になります。
ありがとうございます。

きき酒、善光寺そしてまちづくり

2008-10-31 19:05:15 | 酒造り
30日は
長野県酒造組合のきき酒研修会がありました。
今回は香りについて。
なんちゃらって科学的な名前が付いてたりするんですが
自分の中でそれを自分の言葉で覚えていくのが一番いいですね。
コレはマーカーのにおいだぁ
うきゃ。こりゃ正露丸だ。
あ。ビン洗いしてる時に出会うにおい・・・

良い香りから
ちょっといただけない香りまで
いろいろありますが
その香りの特徴と共に原因などの説明も受けました。

うえ~~
こりゃいただけないにおいだぁ
ってのは
なんかまた嗅いでみたくなっちゃうのって
なぜでしょう?
再度嗅いでまた
うえ~~~~

そして講師の先生のアドバイスで
なるほど~
と妙に納得したのは
「においに疲れたら自分のにおいを嗅ぐ」

講習後
なぜか善光寺へ

修繕が終わった山門です。

こちらが善光寺本堂
来年はご開帳です。
また賑やかな参道になるんでしょうね。

そして思わず買ってしまった

後引く辛さです。
もう一枚いっちゃう?ってどんどん食べちゃうコワイ存在です。

そして更に
まちづくり委員会

なぜか今回から参加。
いろんな部会があって

私は千曲川ハイウェイミュージアムのこれからを考える部会に参加です。
なんか楽しそうです。

まずは掃除から

2008-10-29 22:03:30 | 酒造り
蔵の掃除やら始めてます。

タンクの修理とかペンキ塗りして(ペンキ塗り楽し
徐々に酒造りモードになってきましたよん。

いつもの年は1月から造りはじめるのですが
今期は年内から始めます。
1月初旬には新酒が。
という段取りです。

タンクを磨いたりペンキ塗ったり(楽し)
拭き掃除なんかしてると
肩はパンパンになるし
関節も痛くなるし
もちろん筋肉痛ももれなく付いてきます。

毎年この段階で
「だいじょうぶかなぁ・・・」
なんて弱気になったりするのですが
毎年なんとかなってますので
今年も元気に乗り切れるでしょう。

酒造りはまず掃除から
片付けられない女ですが
蔵ではそんなことは通用しませんので
掃除&洗い物は念入りに
です。

今年の秋冬コレクション

2008-10-11 19:31:19 | 酒造り


今年は蔵では手ぬぐいをキリッと〆ていようと思い
今は主に赤いヤツをキリッと使用中です。
先日いただいたフクロウ柄もステキなので
すでにお気に入りです。
米川手ぬぐいはむか~~~~~~し作ったもので
もう変色しているんですが
これも活用しなければっ。
それと北斎漫画の手ぬぐい。
小布施町民は持っていなくてはいけません。

今はかわいい柄の手ぬぐいが売っていたりするので
これからいろいろ楽しめそうです。

キリッと手ぬぐい〆て
キリッと仕事しますっ!

今のところのコレクションはこんなもんですが・・・・

仕込み計画

2008-08-29 22:38:35 | 酒造り
頭がぁぁ~

脳みそは日頃から使っていないと
イザと言う時になかなか働いてくれません
この月末に
今年の仕込み計画を立て始めちゃったら
こりゃ止まらない

この日にコレを仕込むと・・・・
あぁ!誕生日がぁっ!
とか
この日にコレをやると・・・・
あぁ!安市がぁっ!

クリスマスじゃん
月末じゃん
正月じゃん
バレンタインデーだわ

いずれも関係ないです。

お酒は寒い時に造らなくっちゃならんです。

大きな冷蔵庫があるわけじゃなし
寒さを利用して寒冷期に仕込む
コレ基本。

だいたいの流れを作っておかないと
お米の申し込みもできないワ。
こんなスケジュールでこれだけ造れる
ってのができたら
それに沿ってお米の申し込みをします。

ほぼ決まりました。

最終的には社長に見ていただいて
許可を得られたら
申し込みです。

普段使わない脳みそフル回転した
つもり

醸友会

2008-08-28 23:00:23 | 酒造り
本日は
飯山醸友会総会でした。
酒造就業者対象のこの会。
もともと長野県飯山地区は
夏は農業に従事し
冬は酒蔵で働く酒造就業者が多く居て
会員数もかなりいたそうなのです。
が、昨今は酒造就業者も減り
だいぶ縮小されてきたようです。

お声を掛けていただき
昨年より入会させていただきました。
ベテラン蔵人達ばっかりのなか
ヘッポコですが
皆さん歓迎してくださり

こんな風にすっかり溶け込んでます。
↑無理やりだわさ。思い込みかも・・・・

皆さんとお話させていただき
ただただ
酒造りは深い
と思うのです。

人として
もっと大きくならなければ

杜氏さんはじめ蔵人の皆さんに教わることの多さ!

勉強になるわぁ。

ただの飲兵衛じゃないわぁ。

ってなことで
またまたたっぷりいただいて
ごきげんで
「ポンデリング食べたいっ!」
と駅前のドーナツ屋さんでブレイク

その間電車を2本ほど見送り
さらにまんまと傘も忘れて
それでもごきげんで
帰路に着きました。

小布施駅から本来は20分ほどで
到着するところ
たっぷり30分かけて帰宅。


途中意味もなくこんな写真撮ってたりして・・・
それより
傘忘れんなよっ!

皆様
たいへん
お世話になりました。
今後ともよろしくです。

米どうする?どうなる?

2008-08-23 18:32:07 | 酒造り
昨日
平成20年酒造年度原料米申し込み用紙が届きました。

とうとう来ました。

まるっきり考えてなかったわけではなく
そりゃ
どうしようか・・・・
あのタンクでアレを仕込んで
次はあのタンクで・・・・
程度のことは日々考えてましたよ。
だけど
この申込用紙が来ると
本気で真剣に考えなくてはなりませんゼ。

そして社長との折衝。
相談というより折衝。
ちゃんと説明すれば現状はお互いわかっているので
そんなに苦労ではないのですが
やっぱり実績あげないと
こんなんやりたい!
ってだけじゃそりゃ承知できるもんじゃぁないです。
だいたい
1年に1本づつ少量の仕込みですから
なにしろ
ふぁいと~~~~!いっぱぁ~つ!
一発勝負!
ですから。

なんか
夏のダラダラモードから抜け出て
ちょっと緊張感。

初のみ切り2008

2008-07-30 18:58:15 | 酒造り
28日は
長野・中野酒造協会合同
初のみ切り
が行われました。

春搾ったお酒はタンクに貯蔵され熟成されます。
毎年7月にそのお酒の状態を確かめるために
初のみ切りが行われます。
タンクごとにお酒を採取して
各蔵がそれぞれのお酒を持ち寄り
国税局の先生や長野県工業技術センターの先生方に
評価していただきます。
今年のお酒も今のところ良好です。
ホッ。

先生方だけじゃなく
この時集まった杜氏さん達にも
評価していただけるチャンスです。
いつものことながら
ドキドキです。

で。
特に純米酒褒めていただけました。
わ~い♪

東京から帰ってきて
すぐこの会に出席して
前日の疲れが残っていたのか
「どうした?すでに疲れてるみたいだけど」
ばれました?
だから今日はあんまり
のめましぇ~ん
なんて言い訳も効力は無く
懇親会ではどんどん杯に注がれてしまうのでした・・・・
んでも
おいしくいただきましたワ。

反省会でしたの

2008-07-16 00:48:08 | 酒造り
日付変わっちゃってるけど
15日
本日は長野局杜氏反省会
あぁ
なんて重いタイトル・・・・
反省会ですよ反省会
何を反省するかと言うと
「全国新酒鑑評会」なわけで。

内容は
反省しとるんかいっ!
な飲み会なわけで
反省しつつ楽しく飲んでましたぁ
あぁこりゃこりゃ

来年に向けて気合入れていくぜっ!!!!!
的な意思表明ですよ。
そんな意思表明を確認しつつ
楽しく飲んでたわけで。

全国新酒鑑評会
これがすべてじゃないです。
そのために造ってるわけじゃないです。
そんなこたぁ
集まった面々
百も承知。
目標は日本酒全体のレベルアップ
底上げ。
会長は
若手を引っ張りあげて
更なるレベルアップを目指してご指導くださるので
我々は更なる努力を怠ってはいけないのですっ。

かなり
ごきげんな状態で
何書いてるんだかわかんなくなってきたので

ラストに撮った
通称”西”の後姿とぼけぼけ栗くん

つまりは
日本酒ばんざい!


おやすみなさい

あぁこりゃこりゃ

これじゃ
ただの飲んだくれの独り言じゃないかっ


いいか

もうすぐ父の日

2008-06-09 19:01:47 | 酒造り
忘れてないですよね。
父の日。

親子で飲もうよ。
ということで
ご提案させていただいております

こちら~
父の日にいかがでしょう。

おとうちゃんも娘と飲みたいよ~
たまにはいいじゃん。
ってなきっかけ作りにも
お役に立ちます。

きっと。

たぶん。

バラの花と
「父娘(おやこ)セット」

そこの娘さん
父の日にいかが?

本日は商品PRの巻でした。

出品

2008-03-31 17:51:21 | 酒造り

全国新酒鑑評会の出品酒昨日発送しました。
参加することに意義がある
まいどけっちょんけっちょんに批評されても
めげずに出品。
たとえ「まぐれで入賞しちゃったね~」なんてこと言われたって
果敢に出品。

独立行政法人酒類総合研究所と日本酒造組合中央会が共催するもので
「平成19酒造年度に生産された清酒を全国的に調査研究することにより
製造技術と酒質の現状及び動向を明らかにし、
清酒の品質及び製造技術の向上に資するとともに、
国民の清酒に対する認識を高めることを目的とします。」

出品されるお酒は吟醸酒がほとんどですけど
その技術は普段お客様が飲まれるお酒にちゃんと反映されていくわけですよ。
そうならなくっちゃいけないわけで
それは製麹技術だったり、モロミの温度管理だったり
もっともっと
という杜氏を筆頭とする蔵人達の情熱によって
日本酒はどんどん旨くなっていくんだと思います。

日本酒はお米からできるんですけど
今年の米は出来が良くなかったからといって
酒質が落ちることは許されない
それがどんな米であろうと旨い酒にしなければならない
経験の積み重ねが必要なことですが
毎年旨い酒を造り続けるために
技術向上していかなければならない大切なポイントですっ。

昨年はこうしてうまくいったので
今年も同じように
なんてことじゃダメだってこと
痛感した年でした。
気候も米も毎年違うので
その年に合わせた造りをしていかなければ。

言い訳なんてどうしようもなく
酒に現れてしまうわけで

益々
おもろい世界だ
と感じます。

長野県清酒鑑評会きき酒研究会

2008-03-28 22:54:07 | 酒造り
昨日は
長野県清酒鑑評会きき酒研究会
でした。

春の全国新酒鑑評会にむけての大切な研究会。
官能審査をし順位がつけられます。

一場3本まで出品できるということで
選りすぐりのもの3本を出品して
それぞれの蔵でどれを全国にむけて出品するか
研究しあう場となってます。

この場でいつも
きき酒能力とボキャブラリーの乏しさを痛感します。
なんかこっちのほうが好きだなぁ
とか
なんだろ。ちょっと気になるこのカンジ
とか
うまっ。
とか
そんなんじゃその場しのぎの感想でしかないわけで
ちゃんと納得できる表現が必要だわね。

今日は
全国新酒鑑評会の出品酒の準備をしました。
500mlのビンに詰めてラベルを貼って
荷作りして発送します。
さてどんな評価をいただくのでしょうか。

お祝いの宴

2008-03-22 22:58:23 | 酒造り
遅ればせながら甑倒しの宴会を催しました。
甑倒しとは仕込がすべて終わり
米を蒸していた甑をたおして洗うということなのですが
実際2月に甑は倒れてるんですけど
本日親戚等お集まりいただいて祝宴をあげさせていただきました。


こちらの写真は宴の後。
まだまだ飲み足りない面々に今年の酒をきき酒していただき
ご評価頂いているところ。
このご評価で今年の酒の自信度がわいてくるわけで
なくてはならない飲兵衛ポイント。
ここを通過しないと次のステップが踏めないと言っても過言ではないっ。
という大事な行事なってます。

今年は純米吟醸とひとごこちの純米酒の評価が高かった♪

よっしゃぁ
お墨付きをいただき
4月9日のさいたまアリーナきき酒会にも
胸張って出品できるというものです。

親戚のみなさま本日はありがとうございました。
今後ともよろしくお願いいたします。