キキ便り

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日米共同研究に向かって

2013-08-14 23:14:37 | 研究者生活

ここ6ヶ月の間に、日米それぞれの国において自閉症研究で著名な研究者に連絡をとり、かつ私の研究テーマを基に異文化比較の共同研究を行う見通しが立った。あと足りないのは研究資金だが、現在申請書類準備中。

米国の方は、客員研究員という肩書きで共同研究させていただくことになり、現在は、IRB申請の段階でいろいろ指導をしていただいている。

日本の方は、国内でも国際的にも精力的に論文を発表されていらっしゃる研究所の室長で、多くの研究員と共に複数のプロジェクトをこなしていらっしゃることを知り、思い切って連絡を取ってみる。お返事をいただけないことを覚悟しながら連絡を取らせていただいたが、数日後にぜひ一緒に共同研究をしましょうと応じてくださり、夢のような話(しかし実際日本での研究がスタートするのは助成金獲得後)。私の米国のスポンサーが著名な方であることが幸いしたらしい。しかしそれだけではなく、30年近くお世話になっている日本の先生を通して、ある医学系の学会会長を務めていらっしゃる先生に連絡をとっていただいたのもありがたかった。

この日米のお二人の研究者に恥ずかしくない仕事をしようと、時々プレッシャーも感じるが、自分を偽りあまり無理しすぎると長続きしないので今のところマイペース。私の研究の準備の進み方が遅いので、米国の共同研究者かつスポンサーの先生に見放されてしまうのではという不安が毎日あったが、今日メールで、次のような励ましの言葉をいただき本当に嬉しかった。I think you have so much potential for your career and I would like to support your efforts wherever I can. 自分の利益にとらわれず、むしろ後輩を育てようという意思のある方に巡りあえたのは、言葉に言い尽くせない感謝の気持ち。

今度こそ研究助成金がもらえるようにと願いつつ。

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