キキ便り

アメリカ便り、教員・研究者生活、シンプルライフ、自閉症児子育てなど

リストラから教えられる人生 その13

2010-10-15 22:27:10 | リストラから教えられる人生
前にも少し触れたが、私のティーチングアシスタントを務めてくれているMさんが、1ヶ月前に予定外の妊娠。しかも双子と分かり、ずっと体調が優れない様子。ちなみに彼女は、39歳で3児の母親。生まれてくる赤ちゃんを数えると5人になる。

1週間前に出血が始まり、急遽、救急病院に行き、無事に赤ちゃんたちの命は食い止めたものの、出産までベットで安静にしなければならないらしい。

そこで、私のジレンマが始まる。もし夫の仕事が決まり、今学期中に引越しすることになれば、授業はいったい誰が教えるのだろう。このアシスタントの仕事の収入をあてにしている彼女の家族(彼女の夫は院生でアシスタントシップのみ)のことを考えると、やめて欲しいとも言えず数日間悩み続けた。

妥協策として、彼女にはベットの上でもできるペーパーの採点を週6時間頼み、別の院生にキャンパスでの仕事を週4時間お願いすることにした。この院生は、ティーチングアシスタントを何度も勤めた経験があるらしく、私が引越しすることになっても、一人で授業を担当できるといってくれたので頼もしい。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

夫は、来週に控えた面接でのJob Talkのために、プレゼンを作成した。今回は、PowerPointをやめ、新しいプログラムに挑戦してみる。PREZという名前で、日本語版も出ているらしい。1ヶ月無料で購入し、もし将来も使うことになるのなら年間59ドルらしい。

http://dev.screw-axis.com/doc/prezi/

夫は昔の写真を引っ張りだしたり、ネットでグラフィックを探しながら、製作過程をずいぶん楽しんだようだ。

今朝は大学から連絡がきて、採用委員会の一覧表とそれぞれのポジション、各カレッジの学部長と副学部長の名前なども詳しく書いてあった。おまけに現地の来週の天候まで教えてくださり、なんと丁寧なもてなしなのだろうと感激する。

さてどうなるのだろう。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 娘の創作ーエジプト人のお話 | トップ | リストラから教えられる人生... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

リストラから教えられる人生」カテゴリの最新記事