キキ便り

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ルーブリック作成に励む

2010-03-17 12:07:22 | アメリカの大学で教える
一日かけて、この夏教える授業の準備を行った。

以前、この授業の担当者が作成した授業の資料の質をさらにアップさせるために、4つの種類の課題のルーブリックの作成に取り組んだ。

アメリカでは、日本で教えていた時から考えられないくらい、授業で書かせるペーパーの数が多い。
たとえば私が担当するオンラインのAクラスの場合、学期を通して11のペーパーを書かせることにしている。それらを公平に手際よく採点するには、ルーブリックは欠かせない存在。

日本でもルーブリック(Rublic)が最近導入されているようだが、アメリカでは筆記課題でなくプリゼンテーション、グループワークなどにおいても、学習達成度を判断する基準として、レベルの目安を数段階に分けて記述し、具体的な評価項目を明示することになっている。

アメリカではかなり早い時期より、たとえば小学生の段階から、課題ごとにルーブリックが先生より提示され、どこが良かったのか、改善するべき点はどこなのかが、一目瞭然で分かるようにフィードバックをもらえるシステムになっている。そういう学習経験を持っている学生たちは、ルーブリックがないと、教師に文句を言うこともある。

教師としては、この課題でいったい何をねらいにしているのか、自分の目的を明確化させることにもなるので、授業の向上や改善へ向けてのツールともなる。



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