キキ便り

アメリカ便り、教員・研究者生活、シンプルライフ、自閉症児子育てなど

子どもへのカウンセリングを再考する

2008-08-22 07:47:21 | アメリカ小学校事情

アメリカでは、子どもをカウンセリングに定期的に連れて行くことが日常化している。

うちの娘も、去年の引越しの時に精神的に不安になった頃から、心理学者のもとに通うようになった。

心理学者は、人の話を聞くプロなので、娘にとっては自分のことを親身になって考えてくれ、話を聞いてくれる人がいることは、嬉しいらしい。

ところが、カウンセリングをしてもらう自分を意識化することが、本当に娘にとって良いことなのだろうか、と最近オットと考えるようになった。

カウンセリングとともに、被害者意識、自己弁護、言い訳が多くなった娘・・・・

たとえば、何度か娘を自閉症児の兄弟姉妹のためのSib workshopに参加させてきたが、その時も帰るなりに、自分を「障害者を兄弟に持つ犠牲者」としてとらえる発言が増えてきた。

早い時期から子どもをカウンセリングにつれていくことに関して、コンセンサスが必要なのではないだろうか・・・?小さい頃からカウンセリングに行き始めた子どもは、おとなになったら、さらにカウンセリングが必要な人間に育ってしまう恐れも考えられる。

次の娘のアポ、キャンセルしようかと迷う私たち。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« Retreatに参加 | トップ | 「インディペンデントな生き... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

アメリカ小学校事情」カテゴリの最新記事