キキ便り

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3年目にしてやっと研究助成金がもらえることに。

2014-11-21 19:06:40 | 研究者生活

ハロウィンから3週間。

いろいろなことがあった。

もらえるかもしれないという助成金がだめで、もらえないだろうと思っていた助成金がもらえることになった。

このもらえると思っていた助成金は、かなり自信があった。第一審査に通り、レビューアーのコメントを参考に書き直し、自分でもかなり納得いくものに仕上がったが、不採択の通知。

もう、研究者をやめようか、凡人が自分の能力をわきまえずにもがいているばかりで終わってしまうのではと落ち込んだ。

その翌日、高機能自閉症でうつ状態の息子をカウンセリングに連れて行った待合室で何気なくメールをチェックすると、「おめでとうございます。あなたはフェローシップの受賞者に選ばれました」というメールが目についた。

このフェローシップをもらっているのは、日米の名門大学に所属する教員、しかも政治や経済の研究者が多いので、私などは分野もお門違いで対象にしてもらえないとあきらめていただけに、びっくりした。

もしかしてスパムメールなのかもしれないと思い、とりあえず日本の親と共同研究者、そして学科長だけ報告することにした。

そして週が明け、グラントの具体的な内容のメールが送られ、私にあてた質問も寄せられたので、本当だったのかと肩の荷が下りた。

正式な契約が済むまで、グラント名は伏せておくが、1年分の給与補助、研究助手の給料、研究諸費用、日本への渡航と滞在費、そして扶養家族である子どもたちの旅費とその補助も出るという、願ってもいない助成金がもらえることになった。

これまで3年、いやそれ以上前からグラントには度々応募して、いつも不採択だったので、未だに信じられない気持ち。しかし、やっともらえるとなると責任も大きい。私と、申請研究に投資してくださる方々の好意に甘んじることなく、成果のあるものにしたいと心から思う。

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2 コメント

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Unknown (non)
2014-11-23 07:56:24
おめでとうございます。大丈夫!重い荷物もみんなで持てば軽くなります。自分におごらず、真摯に挑み続ける先には必ずよいことが待っていると信じたい…。
返信する
Unknown (キキ)
2014-11-23 08:35:45
Nonさん、いつもありがとう!重い荷物もみんなで持てば軽くなる、いい言葉です。先が見えないだけに不安もありますが、一歩ずつですよね。
返信する

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