度重なる余震のニュース。
関東のある先生が今日送ってくださったメールで「地球が怒っているような感じだ」と表現していたが、地震を殆ど経験したことのない私にはまだぴんとこない。短い期間のストレスはどうにか対処できても、このように長期化するとどんなに大変なことかと、慰めの言葉もでてこない。
以前、米国中西部に住んでいた時には、竜巻やゴルフボールのようなあられが降るような天災に何度かあったことがある。竜巻警報がなるたびに、地下のバスルームにネコたちも連れて家族で逃げ込み、おさまるのを待ったが、予知できない災害はどんなに大変なことだろう。
ところで今日、びっくりすることがあった。
あるジャーナルの編集長からメールがくる。聞き覚えのあるジャーナルだったので、寝ぼけ眼でメールを読みながら、また不採択になったのかと想像しながら読んで行くと、なんだかそうでもないようだ。
いや、記憶をぼんやりたどっていくと、このジャーナルに投稿しようと思って準備していたが、どうしても規定の枚数に収まらなかったので残念だったが諦め、結果的に別のジャーナルに投稿したというのが、数ヶ月前。
結局のところ、このジャーナルに投稿された原稿を査読して欲しいという編集長からの依頼だった。内容は私の研究かと思うくらい、タイトルといい、研究方法といい非常に似通っていてびっくりしたが、スイスで行われた研究らしい。このジャーナルもイギリスが発行先で編集長もイギリスの研究者。
なぜアメリカに在住し、何度もこのテーマで投稿を続け、不採択になっている私のもとに査読の依頼がきたのかミステリアスだが、院のアドバイザーに聞いてみると、「私も不思議だと思うけど、もしかしていいニュースの前ぶれかもしれない」という慰めをもらった。
不採択が続いて、心がひねくれてしまわないようにと、神様が配慮してくださったプレゼントと思うようにしよう。査読も「社会的活動」として履歴書に書くことができるので、就職活動にいつか役立つかもしれない。そして人の研究を審査することで、自分の研究につながるようなヒントをもらえるかもしれない!と期待することにしよう。
心配事が多い中で嬉しいですね。
前向きに考えていきます。