キキ便り

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日本の学会に参加、など

2012-05-10 20:57:30 | 研究者生活

今朝1時半、ヒューストンの国際空港に到着。

日本に1週間ばかり帰省したのは、学会の授賞式に参加するためだったが、それ以外にも何人かの先生方とお目にかかることができ、いい刺激を受ける。

授賞式後、研究賞の審査委員長の先生より、こういうところがイマイチよく分からなかったんだけど、という具体的な批評や、今後ぜひ本にして出版して欲しい、という励ましを受ける。全くそういう方向性は考えていなかったが、その後何人かの人と話をし、日本を去る頃には挑戦してみようかなという気持ちになる。粗が目立つ研究だと思っているが、論文ジャーナルの編集長からは「本当に良かったですね。最近あなたの論文が引用され始めていますよ」と一言いっていただいたことで、前に進んでも良いのかなという気持ちになったのもその一因。

お目にかかった先生方の顔ぶれは様々。社会心理学のオンライン研究の大御所の先生、育児不安研究の創始者の先生。それから学会のリーダー的な存在としてご活躍なさっている先生などと、いろいろな世間話や日本の事情などをお聞きすることができ、人とのつながりはありがたい。

そのうちのお一人の先生は、ある国立大学名誉教授&文部省の科研費の審査をなさっていらっしゃる先生だが、ホテルで半日ご一緒させていただき、それこそ「本の出版の仕方」「通る審査論文の書き方」というノウハウや、家族や大学の話で盛りあがり、私の一生の中で思い出に残る一日となる。

日本に到着した頃は、やってみたい国際比較研究、翻訳してみたい本、テーマとして書きたい論文など、目の前に課題が幾つかあってどれからやってみようかと迷っていたが、人と話をしてみること仕事の優先順位がはっきり見えてきたことが嬉しい。

時差ぼけで休むもなく、明日は今週から始まった夏季集中講座のペーパーの採点が自分の中のTo-Do-Listの一番目。

 

P.S.10日ばかりブログもお休みしていましたが、毎日100人前後の方が読んでくださっていて、ありがとうございます。

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